水素炎検知器ArtiedgeⅢ
2024-12-13 10:44:54

ニッタンが新たな水素炎検知器「ArtiedgeⅢ」を発表、脱炭素社会を支援

ニッタン株式会社が新しい水素炎検知器を発表



ニッタン株式会社は、2024年12月より水素関連施設向けの新しい水素炎検知器「ArtiedgeⅢ」の販売を開始します。この新製品は、燃焼時に無色透明になる水素の炎を精確に検知することを目的として設計されています。脱炭素社会を促進する水素インフラの安全性向上に寄与することを見込んでいます。

水素の特性を捉えた革新技術



水素は次世代エネルギーとして注目されていますが、その燃焼特性には注意が必要です。水素は一般的に爆発を連想させる物質でありますが、実際には特定の条件下では爆発せず、無色の炎を出して燃焼します。このため、万が一水素が漏れた場合、その炎を見分けることが難しく、大規模な火災の原因となることがあります。

「ArtiedgeⅢ」は、こうした水素の炎を検出するために、可視範囲外の紫外線及び赤外線を利用しています。これにより、無色の水素の炎を正確に捉え、危険を未然に防ぐことができるのです。

特徴と性能



ArtiedgeⅢは水素炎専用に設計されており、紫外線1波長と赤外線2波長の3種類の波長を用いて水素の炎と他の炎を識別します。最大検知距離は25m、視野角度は120°と広く、防水及び防塵性能も兼ね備えているため屋外での設置も可能です。(保護等級:IP/IP67相当)

この検知器は、自己診断機能をも搭載しており、機器の異常や監視窓の汚れを検知し、安心して使用できる配慮がされています。特に屋外での使用を想定しており、実際の水素関連施設での配慮がなされています。

使用地点と注意点



主に水素ステーションでの使用を想定しているArtiedgeⅢですが、研究施設や水素充填施設など、水素による発火の危険がある場所にも幅広く応用できる利点があります。ただし、防爆仕様ではないため、防爆エリアでの利用には適しておらず、火災報知器としての運用にも制限があります。

購入方法



「ArtiedgeⅢ」は、ニッタン株式会社が立ち上げた新ブランド「Artiedge」の公式サイト(Artiedge公式サイト)で確認及び購入が可能です。リリースされたサイトでは水素炎の燃焼動画なども掲載されており、興味がある方はぜひ参照してください。

会社概要



ニッタン株式会社は1925年に設立され、消防用設備全般の技術開発や販売を専門としています。代表取締役社長は沖 昌徳氏。東京都渋谷区を本社としており、同社は常に安全性を第一に考えた製品開発に取り組んでいます。

詳細な製品情報やお問い合わせは、以下の連絡先までお寄せください。

  • - お問い合わせ先: ニッタン株式会社マーケティング部新商品企画課
  • - E-mail: [email protected]


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会社情報

会社名
ニッタン株式会社
住所
東京都渋谷区笹塚1-54-5
電話番号
03-5333-8601

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