幻の銘茶「渋谷茶」復活プロジェクト始動!
プランティオ株式会社は、かつて渋谷に広がっていた「渋谷茶」の復活プロジェクトを本格始動させました。このプロジェクトは、地域住民や企業と連携し、失われた渋谷の伝統を現代によみがえらせようという、地域密着型の取り組みです。
渋谷茶の歴史と発見
かつて渋谷には、原宿、宮益町、代々木、幡ヶ谷、代官山エリアに広がる約200~300ヘクタールもの広大な茶畑が存在していました。しかし、時代の流れとともにその姿は消え、幻の銘茶となりました。
2018年、鍋島松濤公園で「渋谷茶」の苗木4本が奇跡的に発見され、このプロジェクトの発端となりました。現在、その苗木を培養し、復活に向けた取り組みが進められています。
プロジェクトの展開
プランティオは、コワーキングスペース「SLOTH JINNAN」をはじめ、多くの企業、学校、地域団体に「渋谷茶」の苗木と独自の栽培ガイドシステム「grow」を提供しています。「grow」は、IoTセンサーとアプリで構成され、土壌の水分量や日照量をモニタリングし、最適な栽培をサポートします。アプリを通して、ユーザー同士の情報共有やコミュニケーションも促進され、栽培を楽しむ新たなコミュニティ形成を目指しています。
参加団体
プロジェクトには、SLOTH JINNAN、だんで茶屋、AYUR CEYLON Shibuya、Comoris Urban Share Forest、CATs Street Farming、渋谷区立松濤中学校など、多様な団体が参加しています。
未来への展望
プランティオは、「渋谷茶」の苗木と「grow」システムの提供に加え、ワークショップや飲食店での提供、お土産品としての販売など、多角的な展開を計画しています。渋谷の新たな名物として「渋谷茶」を育て、地域活性化に貢献していく考えです。
さらに、プランティオはAIoT/ICTを活用したスマートコミュニティファームを全国展開していく計画です。ビル屋上や遊休地などを活用し、都市農業の促進、環境問題への貢献を目指しています。
プランティオ株式会社について
プランティオ株式会社は、「持続可能な食と農をアグリテインメントな世界へ」をビジョンに掲げ、次世代型アグリテインメントプラットフォーム「grow」を展開しています。IoT/AI、ICTを活用した野菜栽培ガイドシステムの開発、農と食に関するコンサルティング、都市型農園の企画・運営など幅広い事業を展開しています。
まとめ
「渋谷茶」復活プロジェクトは、失われた伝統の復活、地域活性化、持続可能な社会の実現を目指す、非常に意義深い取り組みです。プランティオの技術力と地域住民、企業の協力を得て、このプロジェクトが成功し、「渋谷茶」が再び世界に羽ばたくことを期待しています。