コミュニティガーデンでつながる心と地域の絆
岩手県立高田松原津波復興祈念公園では、市民の協力のもと、「コミュニティガーデン(公共花壇)」の制作に向けた取り組みが進行中です。このガーデンプロジェクトは、地域の住民が集まり、共に考え、共に創ることを大切にしています。2023年9月16日と10月6日には、それぞれ計画や実践をテーマにしたワークショップが行われ、参加者は無料で楽しむことができます。
花壇の魅力を知るワークショップ
「はまらいんや!」(一緒にやろうよ)の精神で、地域の皆さんが集う場が設けられます。このワークショップでは、まずコミュニティガーデンの楽しみ方や魅力について学び、それをもとにどんな花壇を作るかを考えます。
その後、実践編では参加者が持ち寄った花を用いて、みんなで協力しながら実際に花壇を作り上げます。さらに小さなクラフト体験や「お茶っこ」(お茶を飲みながらおしゃべりすること)を交えた楽しい時間も用意されています。
開催日・参加申込について
9月16日(月・祝)「花壇の計画と花の楽しみ方」(屋内での講座)
10月6日(日)「みんなの花壇づくり実践」(小雨決行、荒天時は翌日に順延)
午前10時から正午まで
岩手県立高田松原津波復興祈念公園管理事務所
各日先着20名、事前申し込みが必要です。
- 9月16日開催分締切:9月11日(水)
- 10月6日開催分締切:10月2日(水)
参加費は無料ですが、地域の皆さんの参加を心よりお待ちしております。共催として、陸前高田花の会とNPO法人Green Fieldsが協力しており、地元の力で花壇づくりを進めています。
このプロジェクトは、岩手県の復興支援事業の一環として実施され、地域の人々の温かい支援を受けています。
花と地域の思い出
震災後に全国から送られた花たちは、「フラワーロード陸前高田」などで地域の住民によって育てられてきました。2016年には嵩上げ工事によって一時的に移植されることもありましたが、新たに作られる花壇には、再びそれらの花々が帰ってきます。
このように、花壇づくりは単なる地域美化だけでなく、地域に住む人たちの歴史や思い出を育む貴重な活動でもあるのです。
コミュニティガーデンの立ち上がり
アメリカで1970年代に始まったコミュニティガーデンは、都市の荒廃に立ち向かうために住民が自ら行動し始めた取り組みです。この形は日本にも広がり、地域コミュニティの形成や住民の愛着を深める場として注目されています。
高田松原津波復興祈念公園も、まさにその様な地域に根ざした活動を通じて、住民の絆を育み、笑顔があふれる場所を目指しています。
高田松原津波復興祈念公園の理念
この公園は、東日本大震災の津波で被害を受けた方々を追悼し、震災の教訓や事実を後世に伝えるための場所として位置づけられています。公園は地域の賑わい再生を目指し、地域住民と共に取り組むことを基本理念としています。
お問合せ先
ご興味を持たれた方はぜひ、岩手県立高田松原津波復興祈念公園管理事務所までお問合せください。公式SNSやホームページでも最新情報を更新していますので、ぜひチェックしてみてください。
- - 住所: 岩手県陸前高田市高田町字中宿24-3
- - TEL: 0192-22-8560
- - 公園ホームページ: 岩手県立高田松原津波復興祈念公園
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