札幌駅に多機能ロッカー「マルチエキューブ」新設
2025年12月12日、JR札幌駅に多機能ロッカー「マルチエキューブ」が導入されることが発表されました。これは、株式会社JR東日本スマートロジスティクス、JR北海道フレッシュキヨスク株式会社及び北海道旅客鉄道株式会社の共同プロジェクトの一環です。このロッカーは予約、キャッシュレス決済、多言語対応などの機能を備え、駅利用者に新たな利便性を提供します。
マルチエキューブの魅力
「マルチエキューブ」は、従来のロッカー機能に加え、事前にWEBサイトからの予約が可能となっています。このため、旅行やビジネスで移動する人々が手荷物を預けて快適に移動できるようサポートします。特に、観光シーズンや忙しいビジネスシーンでは、事前予約の利点が大きな魅力となることでしょう。
設置されるロッカーはJR札幌駅の1階東改札口外に配置され、36口を持つ2セットが用意されています。営業時間は始発から終電まで対応し、営業時間中はいつでも利用可能です。基本料金は、サイズに応じて400円から700円と、手頃な価格設定がされています。
具体的には、ロッカーはS(400円)、M(500円)、L(700円)と3つのサイズに分かれており、大会やイベントなどで多くの荷物を持つ利用者にも対応します。支払い方法は交通系ICカード、QRコード、クレジットカードに対応しており、キャッシュレス社会に即した便利さがあります。
サービスの拡充
さらに、マルチエキューブは簡単な操作で荷物を預けられるだけでなく、受取や発送の各機能も一台で対応できる設計がされています。設置の開始時点では、予約と預入機能のみが利用可能ですが、今後地域における荷物の受取・配送サービスも展開予定で、さらなる利便性の向上が期待されています。
また、「マルチエキューブWEBサイト」からの予約はダウンロード不要で、スマートフォンから手軽に行えます。このサイトでは、空きロッカーの検索や予約ができ、月額500円のプレミアム会員制度も用意されています。会員になれば予約料が月間無料になり、より使いやすくなります。
環境への配慮と地域貢献
このプロジェクトは単なる利便性だけでなく、地域におけるインフラの一環としても位置づけられています。JR東日本スマートロジスティクスは、駅の物流拠点化を進めることで、地域住民の移動の時間価値を高め、社会問題の解決にも寄与することを目指しています。この取り組みを通じて、利用者に安心・安全なサービスを提供し、地域社会に良い影響を与えることでしょう。
まとめ
JR札幌駅に導入される「マルチエキューブ」は、利便性と安心感を追求した新しいサービスです。鉄道利用者が求める荷物の預かりサービスが手軽に利用できるようになり、今後の展開にも期待が寄せられています。公式ウェブサイトでは、さらなる情報が提供されているので、詳しくはそちらをご覧ください。