mottECO普及の全貌
2023-06-01 15:10:01
食品ロス削減へ向けたmottECO普及の取り組みとイベント詳細
近年、環境問題の深刻化に伴い、食品ロス削減が大きな課題となっています。この課題解決に向けて、業種を超えた企業および自治体が連携する「mottECO(モッテコ)事業」が推進されています。mottECOは、消費者が食べ残した物を持ち帰ることを促し、暮らしの中での食品の大切さを再認識するための取り組みです。
この事業の下、採択された「自治体・事業者連携によるmottECO導入、普及推進事業」は、食品ロスや食品廃棄物を削減するためのコンソーシアムを形成します。特に、自治体と事業者の連携を活用し、mottECO実践店舗の増加を図り、既存の容器やツールを利用して食べ残し持ち帰りの啓発を行うことが目的です。さらに、継続的な普及啓発活動も計画されています。
参加する企業には、SRSホールディングス(運営ブランド:和食さと)、セブン&アイ・フードシステムズ(デニーズ)、及びロイヤルホールディングス(ロイヤルホスト)などが含まれています。これらの店舗では、顧客が食べ切れなかった料理を持ち帰りたい場合に、安全に持ち帰るための容器と注意喚起のチラシが提供されます。この取り組みを通して「食べ残したものは自分の責任で持ち帰る文化」を広めていくことが期待されています。
SRSホールディングスは、2006年から食品廃棄物削減に向けた施策に取り組み、30%以上の削減を達成しています。顧客との共同のため、「食べ切りキャンペーン」や少量メニューの開発なども推進してきましたが、今後さらに企業側の意識や消費者行動の変革が求められています。そこでmottECOに参画し、食品廃棄物削減に取り組んでいくこととなりました。
このmottECO普及を目的としたコンソーシアムは、2023年7月24日に「食品ロス削減 mottECO FESTA 2023」というイベントを開催します。場所は東京都千代田区のホテルメトロポリタンエドモントです。イベントでは、関係者によるパネルディスカッションや講演会が行われ、食品ロス削減についての様々な情報が提供される予定です。また、もったいないメニューの試食や、各種ブース出展を通じて、参加者がより深く食品ロスについて考える機会を提供します。
環境省が推進するこのmottECOという名前は、食べ残しを持ち帰ると人々が笑顔になるという理念から名付けられました。mottECOのロゴも、そのメッセージを表現したデザインになっています。具体的なイベント詳細については、主催各社や関係団体からの発信に注目してください。
このように、食品ロス削減のために多くの企業と自治体が結束して取り組む動きが活発化しています。私たちも日々の食事において、この取り組みを意識し、食品ロスの少ない社会づくりに貢献していくことが求められています。
会社情報
- 会社名
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SRSホールディングス株式会社
- 住所
- 大阪市中央区安土町2丁目3番13号 大阪国際ビルディング30階
- 電話番号
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06-7222-3101