新時代の象徴、新しい日本銀行券発行開始！渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎の肖像が彩る

2024年7月3日、待ちに待った新しい日本銀行券の発行が開始されました。今回の改札では、一万円券に渋沢栄一、五千円券に津田梅子、千円券に北里柴三郎の肖像が採用されました。それぞれ、裏面には東京駅・丸の内駅舎、藤、富嶽三十六景「神奈川沖浪裏」が描かれ、日本の歴史と文化を感じさせるデザインとなっています。

新紙幣には、3Dホログラムや透かしなど最新の偽造防止技術が採用されているほか、視覚障碍者の方にも分かりやすいよう、アラビア数字の額面表示を大型化するなど、ユニバーサルデザインの観点からも工夫が凝らされています。

日本銀行は、今回の改札について、2019年4月から準備を進めてきました。植田和男総裁は、新しい日本銀行券の発行開始にあたって、関係者の協力への感謝を表明するとともに、「キャッシュレス化が進展していますが、現金は『誰でも、いつでも、どこでも、安心して使える』決済手段であり、今後も大きな役割を果たしていくと考えられます」と述べました。

新しい日本銀行券は、国民の生活に欠かせない存在として、経済活動を支える重要な役割を担っていくことが期待されています。