猛暑が続く中、クーラーなしでは過ごせない日々が続きますが、気になるのは電気代ですよね。
株式会社しんげんが運営する主婦向け情報メディア「SHUFUFU」は、クーラーに関するアンケート調査を実施し、その結果を公表しました。
調査は、自宅でクーラーを利用している男女200人を対象に、インターネットで行われました。年代は20代から50代以上までと幅広く、男女比は男性68人、女性132人です。
調査結果によると、クーラーの利用は7月が最も多く、94%の人が使用していました。続く8月は93%、9月も80%と、夏前後の時期も利用者が多く、クーラーはもはや夏の必需品と言えるでしょう。
日中の設定温度は、26度が30%と最も多く、27度が23.5%と続きました。室温が28度以上になると熱中症の危険が高まるため、それ以下の温度設定をしている人が多いようです。一方、22度以下に設定している人はわずか6%でした。
就寝時の設定温度は、日中よりも高く、27度が26%、26度が23%という結果になりました。日中よりも室温が上がりにくいことが影響していると考えられます。また、就寝時にクーラーを使用しないという人も14.5%いました。
クーラー利用における不満や困ることでは、「電気代が高い」が73.5%と圧倒的に多く、電気料金の高騰が消費者の負担となっていることがわかります。電気代の高騰に加え、クーラーは消費電力が大きいことから、電気代の節約は大きな課題となっています。
2位は「掃除がしにくい」で49%でした。エアコン内部の汚れは、構造上掃除道具が届きにくい箇所があり、掃除に時間がかかります。また、カビが発生した場合、自分で掃除することが難しく、業者に依頼すると高額になるなど、掃除のしにくさが課題となっています。
3位は「冷えすぎる」で27%でした。部屋全体が冷えないで一部分だけ極端に冷える、足が冷えすぎるなどの意見が多く、適切な温度設定の難しさを感じさせます。
4位は「カビ臭い」で24%でした。クーラーをつけるとカビ臭く、鼻炎になる、体調を崩してしまうなどの意見があり、カビによる健康被害への懸念が伺えます。
その他、冷えない、水が垂れる、変な音がするといった不満も寄せられました。
今回のアンケート調査では、クーラー利用に関する様々な課題が浮き彫りになりました。電気代の高騰や掃除のしにくさ、冷えすぎやカビ臭いなどの問題は、今後のクーラー選びや利用方法を考える上で重要なポイントとなります。