海外進出の新サービス
2016-07-27 09:21:06

日本酒の海外市場を一新する「SACKET」が事前登録を開始

日本酒の輸出を加速させる「SACKET」



株式会社SACKETIOは、日本酒の輸出促進に向けた情報インフラサービス「SACKET(サケット)」の事前登録を開始しました。このサービスは、日本酒に関わるさまざまな関係者同士を繋ぐためのコミュニケーションツールであり、国境を越えて日本酒文化が広がることを目指しています。

近年、日本酒の輸出額はここ10年間で2.6倍に増加し、6年連続の過去最高記録を更新しています。特に海外の日本食ブームを背景に、ニューヨークなどではハイレベルな日本食レストランが増えており、日本酒への関心も高まっています。

日本酒と文化の融合



特にインテリ層や富裕層の間で、日本酒は単に酔うための飲み物ではなく、文化的な意味を持つ飲料として愛されています。日本酒に特化したスクールやイベントも増加中で、高品質な日本酒が優れた物流システムを介して海外に流通しています。ここで注目されるのが、「ストーリーを伝える」ことの重要性です。日本酒が単なるお酒ではなく、文化として認識されるためには、その背景や製造過程についての情報が求められています。

海外市場での課題



しかし、外国市場においては様々な課題が存在します。言語の壁、商習慣の違い、ディストリビューターの介在などが、海外販路の拡大を妨げている要因です。そのため、日本酒の生産者が直接海外の飲食店や消費者と繋がることは難しく、結果的に海外営業コストが増大する一因となっています。

一方、飲食店側でも日本酒は収益の源泉であり、そのブランディングにも寄与します。しかし、情報源が限られているため、販売戦略が難しい現状にあります。SACKETはこれらの課題を解決するためのプラットフォームとして機能します。日本酒の作り手、飲み手、さらにはそれを提供する飲食店とのコミュニケーションを円滑にし、相互に情報を交換できる環境を提供します。

SACKETの機能



SACKETでは、以下のような機能を提供します。
1. 蔵元・飲食店プロフィール機能
蔵元は自身の歴史や製品、哲学を公開し、飲食店はコンセプトやシェフの紹介ができます。

2. ニュース機能
蔵元や飲食店からの最新情報を集約し、一般ユーザーも閲覧可能です。

3. SAKEマップ・SAKEメニュー機能
飲食店が取り扱う日本酒を簡単に登録・管理できる機能。

4. コメント・お気に入り機能
ユーザーは情報にリアクションし、自身の飲酒履歴を記録できます。

5. 招待機能
飲食店が蔵元に対して「来てほしい」と招待を送ることで、新しい営業スタイルを実現します。

6. データ解析機能
アクセス数やユーザーの嗜好を分析するツールを提供し、各蔵元や飲食店の戦略に役立てます。

国内向けの日本酒サービスは数多く存在しますが、SACKETは特に海外市場に焦点を当て、飲食店と蔵元のコミュニケーションを重視しています。2016年8月には、北米市場向けにベータ版をリリース予定で、無料トライアルも実施中です。日本酒の更なる普及と文化の発展に向けた新たな取り組みに期待が寄せられています。

会社情報

会社名
株式会社SACKETIO
住所
東京都中央区入船1-2-8 サンパーク東京銀座 607
電話番号
080-3332-9325

関連リンク

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