公益財団法人江副記念リクルート財団は、海外美術大学への留学を夢見る若者を支援するため、返済不要の給付型奨学金「リクルートスカラシップアート部門」の募集を開始しました。
2024年度より、奨学金の支給方法が変更され、留学先の通貨で支給されるようになりました。例えば、米国留学の場合、月額2,700ドルが支給されます。これは、従来の日本円での支給と比較して、学生がより安心して留学に専念できる環境を提供することを目的としています。
さらに、今年度募集より、財団が指定する海外美術大学対象校にアジア・オセアニア地域を追加拡大しました。これにより、学生はより多様な選択肢の中から、自分に合った留学先を選ぶことができます。
奨学金の対象となるのは、美術作家として作品制作を通じて社会に貢献することを目指す、24歳以下の海外大学・大学院進学希望者です。卒業後の進路や就職先についての条件、家族の所得による制限はありません。
募集期間は2024年7月16日から9月17日、募集人数は2名程度です。応募資格は、2025年4月1日時点で24歳以下、2025年4月から2026年3月の間に財団の対象校に在籍または入学することを目指す方、美術作家として作品制作を通じて社会に貢献することを目指す方などです。
応募方法は、財団のホームページからWEBエントリーを行い、書類選考を通過した方は最終選考会に参加いただきます。最終選考会では、作品に関するプレゼンテーションと面接が行われます。
選考委員は、現代美術家の塩田千春氏、株式会社Q0代表取締役社長の林千晶氏、十和田市現代美術館館長の鷲田めるろ氏など、各分野の著名人が務めます。
世界で活躍するアーティストを目指す若者にとって、この奨学金は夢を叶えるための大きなチャンスとなります。ぜひ積極的に応募してみましょう。