車による防災意識調査:自家用車を避難場所にする意向は66.6%
ナイル株式会社が提供する個人向けカーリースサービス「カーリースカルモくん」は、震災時の防災意識に関する調査を実施しました。本調査では、自家用車を所有する男女3,384人を対象に、車を避難場所として使用する意向や、防災グッズの常備状況を確認しました。調査の結果、自宅や避難所が使えない場合に車を避難場所として利用したいと考える人が66.6%に上ることが明らかになりました。
車内に防災グッズを常備している人はわずか9.8%
調査によると、車内に防災グッズを常備しているという回答はわずか9.8%にとどまりました。この中で、関東エリア在住者が34.4%を占めており、特に意識が高いことがわかりました。57.3%の人が車の防災について意識していないことも触れ、車による防災の重要性が問われています。
具体的な防災グッズの常備状況を見ると、最も多いのが「飲料水」で67.3%、続いて「モバイルバッテリー」が55.5%、さらに「毛布や防寒具」、「非常食」も53.6%、52.3%と続いています。これらは外出中の被災や避難時の生活を支えるための基本的なアイテムであることが分かります。
車を避難場所として使用する意向
また、地震が発生した際に「車を避難場所として使う可能性があるか」という質問に対して、51.6%が「状況によっては使うと思う」と回答しました。具体的には、自宅の損壊や避難所が混雑している場合に使用する意向があるようです。しかし、18.5%が「使わないと思う」と答え、その理由には車内空間の問題や避難所の危険性への懸念があげられました。
移動中の地震に対する行動意識
更に、調査対象者の53.7%は「安全な場所に車を停め、徒歩で避難する」という意見を持つ一方で、実際に被災経験のある方からは「動けない状況だった」という声も多く聞かれました。揺れや道路状況によっては、車外に出ることができず、避難が難しいケースも少なくありません。
この調査結果から明らかになったのは、車の防災意識は高まっているものの、実際の備えは十分ではないということです。特に、災害時の移動や避難方法については、車を避難場所として利用する意向があるものの、備えができていない人が多いという矛盾が見えました。
サブスクリプションでの車の選択肢
ナイル株式会社は、月々10,000円台から車を持つことができるカーリースサービスを展開しています。防災グッズが収納しやすい車や、車中泊にも対応できる広い車両を提供しており、被災時の安全確保に貢献できる可能性があります。日本は地震リスクが高い国であり、車の重要性と防災意識を再考する良い機会となるでしょう。
詳細な調査結果や事例については、カーリースカルモくんのオウンドメディア「カーリースジャーナル」のリンクを参照してください。日本全土での防災意識向上が求められています。ぜひ、皆さんも一度考えてみてはいかがでしょうか。