名大発VBグランドグリーンが研究農場を開設
愛知県豊橋市に、名古屋大学発のバイオテクノロジー企業、グランドグリーン株式会社が新たな研究農場を設立しました。敷地面積は約2,000平方メートルで、ガラス温室は約1,600平方メートル(3連棟)を有します。この農場は、エゴマやレタスなどの主要試験品目を中心に、先端技術を駆使して農業の革新に寄与していくことを目的としています。
研究農場の概要
この豊橋第1研究農場では、最新のバイオテクノロジーを活用し、食農分野が直面するさまざまな課題へのソリューションを提供することが期待されています。特に注目すべきは、独自の異科接木技術やゲノム編集技術です。これらの技術を活用し、標的遺伝子の探索から種苗の創出に至るまで、一貫したサービスを提供する体制を整えています。
グランドグリーンは、「遺伝子組み換え作物」に該当する植物の栽培は行わない方針を採っており、環境に優しい農業革新を目指しています。新たに開設されたこの研究農場は、その取り組みの一環として、多様な試験を行う予定です。
技術提供の進展
ゲノム編集技術の発展に伴い、グランドグリーンは専門的なチームを持ち、特許出願中の独自技術を活かして、希少な種の創出を目指しています。この取り組みは、農業生産の効率化や品質向上に寄与し、次世代の農業を支える先駆けとなるでしょう。
グランドグリーンでは、協業を希望する企業や研究者からの問い合わせも受け付けており、皆さんのアイデアや技術とのコラボレーションを積極的に推進しています。
会社概要
- - 会社名:グランドグリーン株式会社
- - 事業内容:新品種創出事業、接木苗生産システム事業
- - 設立年月日:2017年4月
- - 本社所在地:愛知県名古屋市千種区不老町1番名古屋大学インキュベーション施設106号室
- - 代表者:代表取締役丹羽優喜
- - 公式サイト:グランドグリーン株式会社
名古屋大学のバックグラウンドを持つグランドグリーン株式会社が展開するこの研究農場は、今後どのような革新をもたらすのか、多くの人々が注目しています。