新感覚の科学ノンフィクション『めくるめく絶滅の物語46億年さかのぼり地球史"
韓国で話題の科学ノンフィクション『めくるめく絶滅の物語46億年さかのぼり地球史』が、2026年7月24日に発売されます。本書は、AI、シャチ、恐竜、そして三葉虫など、絶滅した生きものたちの視点で語られ、地球の46億年の歴史を遡るというユニークな構成が特徴です。これまでの人間中心の視点を離れ、自然の歴史とその中での絶滅の理由について考察していきます。
本書は何よりも「私たちが絶滅したときの話」をしています。物語は西暦2150年に設定され、火星のテラフォーミングに失敗し人類が絶滅した後、AIがその語り手となります。その後は、時系列を遡り、歴史を通じてさまざまな生物がどのように絶滅へと至ったのかを、彼ら自身の言葉で紹介します。
昔の生きものたちが伝える教訓
本書の魅力は、各章に登場する生きものたちが、自身の存在を通じてどのように絶滅していったのか、その理由や過程を明らかにするところにあります。
- - AIの語り: 第1章では、人工知能が人類絶滅の理由を考察し、技術の発展があったにもかかわらず、行動が伴わなかったことを指摘します。「だれかが解決してくれるだろう」という漠然とした信頼に対する警鐘が鳴らされています。
- - シャチの告白: 第3章では、シャチが語ることで、海の生態系と人間の行動がもたらす影響を考えさせます。氷河が消えることで人間も消失する危機感が描かれています。
- - 恐竜からの教訓: 第10章では、恐竜が語ります。6600万年前の火の玉がもたらした絶滅を通じて、大きな変動がもたらす影響を考察しています。
本書は中高生から大人まで広く楽しむことができる、新しい地球史の入門書として位置づけられています。著者のイ・ジョンモ氏は、元国立果川科学館館長であり、科学の普及にも努めてきた人物。訳者の金重明氏も著名な翻訳家で、多数の受賞歴を持っています。
絶賛の声と本書の意義
ココリコの田中直樹氏も本書を絶賛し、ユーモラスな語りの中に込められたメッセージが私たちに重要な気づきを与えると述べています。「地球は私。私を救うには地球を救わなくてはならない」というメッセージが多くの読者に響くことでしょう。
本書は、単に科学を学ぶためのものではなく、我々が未来に向けてどう生きるべきかを深く考えさせる内容となっています。地球温暖化や現代の生物多様性の危機を見つめ、新しい視点で未来を描き直すきっかけとなる一冊です。ぜひ手に取って、その魅力を体感してみてください。
商品情報
- - タイトル: めくるめく絶滅の物語46億年さかのぼり地球史
- - 著者: イ ジョンモ
- - 訳者: 金 重明
- - 出版社: NHK出版
- - 定価: 2,860円(税込)
- - 発売日: 2026年7月24日
- - ページ数: 352ページ
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