ガイアナラム「エルドラード」の歴史と魅力
株式会社ウィスク・イー(代表取締役社長:遠山公隆)が、ガイアナの名門ラム「エルドラード」の日本代理店として2025年4月26日より国内販売を開始します。このラムは、デメララ川流域の最後の蒸溜所で製造され、かつての繁栄を今に伝えています。
エルドラードラムの製造プロセス
「エルドラード」はデメララディスティラーズ社が所有するダイアモンド蒸溜所で生まれます。この蒸溜所には、1732年に設置された古い木製の蒸溜器を含む、数種類の蒸溜器が稼働しています。木製ポットスチルやコフィスチルで生成された原酒たちがブレンドされることで、エルドラードの複雑で豊かな味わいが生み出されています。この独自の製法が、エルドラードの真骨頂と言えるでしょう。
老舗の蒸溜器
ダイアモンド蒸溜所には、以下の3種類の木製蒸溜器があります。
- - ダブルウッデンポットスチル(1732年設定)
- - シングルウッデンポットスチル(1800年代初期設定)
- - ウッデンコフィスチル(1880年設定)
これらの蒸溜器が長い歴史を有するラム作りに寄与しています。
ガイアナのラムの歴史
ガイアナのラム製造は、ガイアナに伝わる「エルドラード伝説」が語られる16世紀に始まります。1650年代、オランダ人入植者がサトウキビを持ち込み、1670年にはイギリスから蒸溜技術が導入されました。これにより、デメララ川流域で300以上の蒸溜所が稼働するほどの規模へと成長しました。しかし、時代の流れとともに多くの蒸溜所が統廃合され、現在残っているのはダイアモンド蒸溜所だけです。
環境への配慮
デメララディスティラーズ社は、ラムだけでなく清涼飲料も製造しています。ラムの発酵過程で発生する副産物を利用して、CO2を炭酸飲料に仕立てるなど環境に優しい取り組みも行っています。廃液をエネルギーとして再利用するバイオガスプラントの設置等、持続可能な社会への貢献にも注力しています。
エルドラード商品のラインアップ
エルドラード3年
- - 品目: スピリッツ(ラム)
- - 度数: 40%
- - 容量: 700ml
- - 特徴: 柑橘系の香りとフルーティな味わいが特徴のホワイトラムで、カクテルにぴったり。
エルドラード8年
- - 品目: ラム
- - 度数: 40%
- - 容量: 700ml
- - 特徴: 8年の熟成による深い味わいが、ショートからロングスタイル様々なカクテルに対応。
エルドラード12年
- - 品目: ラム
- - 度数: 40%
- - 容量: 700ml
- - 特徴: フルボディのダークラムで、ストレートやロックでも楽しめます。
エルドラード15年
- - 品目: ラム
- - 度数: 43%
- - 容量: 700ml
- - 特徴: 熟成の香りが豊かで、特別なひとときにおすすめのダークラムです。
これらのラムは日本正規代理店を通じて順次販売されるため、ぜひ楽しんでいただきたいです。ガイアナの伝統的な製法を通じて、ラムの新しい側面を発見してみてはいかがでしょうか。