先進のセンシング技術が社会課題を解決する新たな提携

センシング技術が切り拓く未来

センシング技術は、私たちの生活や環境をより良くするために重要な役割を果たしています。このたび、株式会社地球科学総合研究所と白山工業株式会社が、このセンシング技術の高度化とその社会実装を目指す業務提携を結びました。両社の持つ先進的な技術が融合することで、様々な社会課題や地球環境問題が解決されることが期待されています。

技術の背景

近年、光ファイバを中心に発展してきたセンシング技術は、多様な物理量のリアルタイムモニタリングを可能にし、特に道路や橋梁、導管といった社会基盤の維持管理において重要性を増しています。この技術により、振動や歪、温度などのデータが瞬時に取得され、より安全なインフラ環境づくりに貢献することができるのです。

さらに、二酸化炭素の地中貯留事業などにおいても、センシング技術が果たす役割は大きく、これに伴うリスクの管理や、地下構造の詳細な可視化が求められています。これを実現するためには、精密なイメージング技術と高度なデータ管理技術を統合し、AIの活用が不可欠です。

業務提携の意義

地球科学総合研究所は、物理探査技術を駆使しており、三次元の地下構造のイメージングに特化した業務を展開しています。一方、白山工業は、高度なセンシング技術およびロボティクス技術の研究開発に長年取り組んできました。この二つの強みを活かすことで、両社は革新的な技術パッケージを社会に提供できるようになります。

今後、両社の提携により、国内外のインフラ維持管理や環境課題、カーボンニュートラルに関する様々なプロジェクトに取り組むことが計画されています。また、社会実装を進める中で、持続可能な開発目標（SDGs）への貢献も視野に入れています。