栗山自動車工業、中古トラック販売でCO₂削減貢献量の算定を開始

中古トラック販売での新たな挑戦

環境問題がますます深刻化する中、企業の取り組みが求められる時代が到来しています。そんな流れの中で、栗山自動車工業株式会社が2025年5月27日より、中古トラック販売において業界初となる、車両ごとのCO₂削減貢献量を算定し、公開する取り組みを開始します。これにより、トラック購入の選択肢に新たな視点が加わることになります。

取り組みの背景と目的

栗山自動車工業は、2023年からSDGs（持続可能な開発目標）への取り組みを全社的に進める方針を掲げてきました。企業として地球環境に対する責任を果たす中で、特にカーボンニュートラルの実現を目指し、具体的な貢献を数値で示す方法を模索してきました。

中古トラックを選ぶことは、実際には新車製造時に発生するCO₂排出を避けることを意味します。この環境への価値を多くの人に理解してもらうため、車両単位でのCO₂削減貢献量を算定し、情報をWeb上で公開するに至りました。

測定方法の信頼性

この取り組みにおいて信頼性が求められる中、算定方法は国際的基準であるGHGプロトコル「Scope3基準」をもとに設計されています。また、日本国内の実態を考慮した環境省と経済産業省の基本ガイドラインも参考にされています。具体的には、新車購入によって発生するとされるCO₂の量と、販売される中古トラックの価格差に注目し、新車に相当する基準車両として「未使用車」を設定しました。これにより、実態に即した信頼性ある算定が可能となっています。

お客様への提供価値

この仕組みが導入されることで、顧客は購入するトラックのCO₂削減貢献量を一目で確認できるようになります。特に法人のお客様にとっては、購入した製品やサービスに伴うCO₂削減貢献を明示することができ、環境意識向上にも寄与します。また、個人の顧客にも環境貢献への興味を喚起する機会となるでしょう。

「トラック選び」が「環境に優しい選択」へと進化する中で、栗山自動車工業はその重要な変革のきっかけとなるサービスを提供します。

今後の展望

この新しい取り組みは、企業努力に留まらず、業界全体がカーボンニュートラルを実現するためのスタート地点です。今後は、社内外への情報発信を進めるとともに、同じ業界の他社との連携や情報共有を推進し、業界全体の基準として確立を目指していきます。

2025年5月27日に公開されるこの取り組みに注目です。詳細はこちらでご覧いただけます。