#クラウドファンディング #宮城県 #仙台市 #仙台 #サードプレイス

仙台市のNPOがクラウドファンディングで子ども向けサードプレイス事業を継続！

2019年の厚生労働省の調査によると、日本の子どもの7人に1人、約200万人が経済的困難を抱えているという現実があります。特にひとり親家庭では、その割合はさらに高く、2人に1人が経済的な困窮に直面していると言われています。しかし、現代の日本の貧困問題は、表面上は分かりにくく、「見えない貧困」とも呼ばれており、その現状はあまり知られていません。

仙台市で活動するNPO法人「ストリア」は、こうした状況下で、経済的困難を抱えるひとり親家庭の子どもたちのために、学習や温かい食事の場を提供するサードプレイス事業を行っています。

ストリアのサードプレイスは、子どもたちが安心して過ごせる場所であり、学びや遊び、そして友達との交流を通して、豊かな時間を過ごせる空間です。子どもたちの「やりたい」を叶えることを大切にしており、実際に、同所に通う子どもたちが夢だった子どもカフェをオープンしたり、手作りトートバッグを販売するネットショップを開設したりするなど、新たな活動が生まれています。

さらに、サードプレイスに来られない子どもたちのために、「会いに行くサードプレイス」として移動図書館をスタートさせるなど、子どもたちに寄り添ったサポートを行っています。

これまで、ストリアは自治体からの補助金等で運営されてきましたが、2023年度からその補助金が打ち切られてしまい、主財源で運営する必要に迫られました。そこで、ストリアはクラウドファンディングを実施することを決断しました。

今回のクラウドファンディングは、ストリアの職員が子どもや親の支援活動に専念できるよう、資金調達や広報活動などを専門とするプロボノ（社会人経験など専門知識を持ったボランティア）が主体となって、1年の準備期間を経て実施されました。

プロボノは、国内だけでなく海外からも参加し、毎週早朝にオンラインミーティングを重ねるなど、熱心に取り組んできました。その結果、クラウドファンディングは目標金額420万円を大きく上回る6,064,000円（達成率144％）を達成しました。

多くの寄付者から、「子ども達が安心していられるサードプレイスが守られますように」「愛情やあたたかさが必要としている子ども達に伝わり、広がっていきますように」「主催者の方の東北大震災の経験をよみ、涙があふれました。当時、私は寄付は出来なかった。今からでも、何かしら力になれたらと思い、寄付させて頂きました」など、温かいメッセージと共感の声が寄せられました。

ストリアの代表である佐々木さんは、自身もシングルマザーとして2人の子どもを育てる中で、地域の方々の支援を受けた経験から、2016年に経済的困難を抱えるひとり親家庭と子どもを支援するNPOを立ち上げました。

今後は、サードプレイスの運営を継続していくとともに、ひとり親の就労支援、相談や見守り、食料支援などの事業を通して、経済的困難家庭の支援をさらに拡げていく予定です。

ストリアの活動は、経済的に困難な状況にある子どもたちにとって、かけがえのない存在です。ぜひ、この情報が必要な子どもたち、親御さんたちに届けてください。

関連リンク

サードペディア百科事典: クラウドファンディング 宮城県 仙台市 仙台 サードプレイス

Wiki3: クラウドファンディング 宮城県 仙台市 仙台 サードプレイス