マテリアルズ・インフォマティクス活用セミナーが示す未来の材料開発
2024年9月26日(木)にオンライン上で行われるセミナー「マテリアルズ・インフォマティクスの実践活用と人材育成~データ駆動型材料開発の現在と未来~」が注目を集めています。このセミナーは、材料開発においてAIやデータサイエンスを使用する新たな取り組み、すなわちマテリアルズ・インフォマティクス(MI)の実践的な利用方を探るための重要な機会となります。
セミナーの特徴
今回のセミナーでは、信州大学の古山通久教授と日立製作所の高原渉氏が登壇し、MIの多様な応用について意見を交換します。古山氏は、データ駆動型AIラボの長であり、データ駆動型の材料開発におけるAI活用の第一人者です。一方、高原氏は、Kaggleでの優れた実績を持つデータサイエンティストであり、MI関連のさまざまなプロジェクトにこれまで取り組んできました。
彼らは、MIの実践的な活用法についてアカデミアと産業の双方からの視点で議論を行い、具体的な課題解決に向けた道筋を示してくれることでしょう。特にデータ駆動型の材料開発を進めるには何が必要であるか、また教育や人材育成の進め方についての知見が得られることが期待されています。
マテリアルズ・インフォマティクスとは
マテリアルズ・インフォマティクス(MI)は、材料開発におけるデータの収集・分析を通じて、材料の特性や性能を向上させることを目指す分野です。近年、大学や企業においてMIが注目されるに至った背景には、AIを活用したデータ分析能力の向上と、それに伴う新たな材料の発見の可能性があると言えるでしょう。しかし、MIの運用には、デジタルツールの導入だけでなく、データの整備や解析能力の向上も求められます。
セミナーの詳細
セミナーは、2024年9月26日の13:00から14:15まで行われます。最初の60分はパネルディスカッションが行われ、翌10分間は参加者からの質問に応えるQ&Aセッション、最後5分間はクロージングで締めくくられる予定です。参加費は無料で、オンライン形式ゆえ、世界中どこからでもアクセス可能です。
本セミナーは、materials-informaticsを利用して効率的に材料開発を進めたいと考えている方に特におすすめです。また、MIに対する人材育成の課題を感じている方にも、その解決策が見つかる貴重な場となるでしょう。参加お申し込みは、こちらの
リンクからできます。
登壇者紹介
信州大学の教授であり、データ駆動型AIラボ長を務めます。計算化学や計算材料科学を専門とし、独自のデータを活用した新素材の開発に取り組んできました。
日立製作所の技師であり、日立認定データサイエンティストとして業務を行っています。多くのデータ分析コンペにも参加し、実績を持つ専門家です。
このオンラインセミナーを通じて、未来の材料開発における新しい技術や考え方を学び、実践に生かすための大きな一歩を踏み出しましょう。