中国市場進出を狙う日系ブランドの新たなパートナーシップ
2021年に設立され、中国で日系ブランド向けの越境ECサービスを展開している酷丽谱网络科技(上海)有限公司が、同じく中国でのプロモーションに特化した「上海缇禾网络信息科技有限公司」と業務提携を結びました。この提携により、日系ブランドが中国市場において効果的なプロモーション戦略を展開できる体制が整いました。
提携の背景
酷丽谱网络科技は、主に中国のECサイトでの日系ブランドの販売を支援してきました。彼らの強みは、天猫や京东といった大手プラットフォームでの新規開店や代理運営です。一方、上海缇禾网络情報科技は、SNSを利用したプロモーションにおいて、多くの実績を誇ります。このような背景があり、両者の協力によって中国のデジタルマーケティングの新たな可能性が拓かれるのです。
中国市場におけるSNS利用の重要性
上海缇禾网络情報科技によれば、中国ではドウイン(Tiktok中国)や小紅書といったSNSの利用者数が急増しており、特に若年層へのリーチが非常に重要だとされています。ドウインのMAUは6億人を超え、小紅書も2億人に達しました。このような状況から、SNSやインフルエンサーの影響力を活用したマーケティングは、日系ブランドにとって避けられない課題となっています。
AI生成コンテンツによる新しいプロモーション
酷丽谱网络科技の塩谷代表取締役は、今回の提携の意義について次のように述べています。「上海缇禾网络信息科技との提携により、AI生成コンテンツを駆使した先進的なプロモーションが実現可能となり、これまでの枠を超えた新たな戦略が展開できます。」このアプローチによって、幅広い業種のクライアントに対しても効果的なソリューションを提供することが期待されています。
幅広い業種での応用
両社は今回の提携を通じて、小売業に限らず、多種多様な業界においても展開を進めていく方針です。特にコンテンツコマースが成長している中国市場においては、革新的なプロモーション戦略がブランドの成功を大きく左右する要因とされています。このため、既存の手法に依存せず、柔軟で効果的なマーケティング手法を採用する必要があります。
日系ブランド進出の新たな道を切り開く
この業務提携により、日系ブランドは中国市場での存在感を高め、さらに成長の機会を拡大できるでしょう。両社の知見と経験が融合することで、今後、どれほど多くのブランドが中国市場で成功を収めることができるのか、その展開が非常に楽しみです。
お問い合わせ情報
この提携がどのように日系ブランドの成長に寄与するのか、注視していきたいところです。