シーラテクノロジーズ、2024年度上半期業績の発表
株式会社シーラテクノロジーズ(NASDAQ:SYT)は、2024年度の上半期業績を発表しました。同社は、日本で最大の会員制不動産クラウドファンディングプラットフォーム「利回りくん」を運営しており、今回の業績報告では昨年同期と比較して13%の増収を達成したことが強調されています。これにより、同社の成長戦略が着実に成果を上げていることを示唆しています。
業績のハイライト
発表の中で、いくつかの中核的な成果が明らかにされました。特に目を引くのは、
1.
株式会社クミカ(旧リベレステ株式会社)との資本業務提携:シーラテクノロジーズはクミカの第三者割当増資を引き受け、筆頭株主となりました。この協力により、両社の連携を一層強化し、今後のデベロップメント事業におけるシナジーを高めることが期待されています。
2.
中間配当の発表:1株あたり100円の中間配当が決定され、株主への還元を明確にしています。
3.
新しいプロジェクトの進捗:超富裕層向けレジデンス「THE SYLA SHIBUYA-TOMIGAYA」の開発や、初のオフィスビル「SYLA TOYOCHO」の竣工が発表され、物件の多様性が増しています。
4.
不動産流通の成長:利回りくんの不動産流通総額が75億円を突破し、クラウドファンディング事業の成長も顕著です。
さらに子会社シーラソーラーは、社債の発行や新たな業務提携を進めるなど、事業の拡大を図っています。特に、水素カートリッジ供給会社との提携は、環境に配慮した新たなビジネスチャンスを生む可能性があります。
CEOの経営メッセージ
シーラテクノロジーズの代表取締役会長でありグループ執行役員CEOの杉本宏之氏は、「2024年上半期は前年同期比で13%の増収を達成し、成長戦略がPRの成果を上げている」と語っています。下半期には9つの新物件の竣工を予定しており、この成果が売上総利益の向上に寄与するとしています。
また、同氏は引き続きM&Aを通じて市場拡大と競争力の強化を推進する意向を示しました。「より高い企業価値の向上に向けて多角的に成長を図る」とも述べ、今後の成長への期待を抱かせる内容となっています。
会社概要
株式会社シーラテクノロジーズは、2010年に設立されたプロップテック企業で、特に資産運用プラットフォーム「利回りくん」を中心に事業を展開しています。東京都渋谷区に本社を構え、代表取締役には杉本宏之氏が就任しています。現在、同社は資本金148,392,505円を持ち、ますます成長する市場での競争力を高めています。最新の業績報告や企業情報は、同社の公式ウェブサイト(
https://syla-tech.jp/)で確認できます。
株式会社シーラテクノロジーズは、今後もさらなる成長を続け、投資家や顧客に対して魅力的な価値を提供し続ける企業としての姿勢を貫いていくことでしょう。