アクアポニックス新鮮野菜
2023-03-31 10:01:56
注目のアクアポニックス農場、4月より新鮮野菜を販売開始
日本最大級のアクアポニックス農場が新たな挑戦
2023年4月、アクアポニックス農場が新鮮な野菜の販売を開始しました。この農場は、日本国内で最大規模を誇り、環境に配慮した農業手法を取り入れている点が大きな特徴です。特に、NHKニュース「おはよう日本」の「おはBiz」コーナーで取り上げられたことで、より広くその取り組みが知られるようになりました。
アクアポニックスとは?
アクアポニックスは、水耕栽培と水産養殖を組み合わせた革新的な農法で、野菜と魚を同時に育てます。具体的なプロセスとしては、魚が食べた餌の残りや排泄物がバクテリアによって分解され、植物の栄養となる仕組みが整っています。これにより、植物は成長し、浄化された水は再び魚の水槽に戻るのです。
この方法は、従来の農法に比べて環境負荷が圧倒的に低く、農薬や化学肥料を使用しないためオーガニックな野菜を生産することが可能です。したがって、エコでサステナブルな循環型農業が実現されています。
農場の規模と生産品目の拡充
このアクアポニックス農場は、面積900坪(約2,975㎡)を有し、国内で最大級の規模を誇ります。農場では、リーフレタスやロメインレタス、クレソンなどの葉物野菜を中心に、生産を行っています。また、イズミダイやチョウザメをはじめとする水産養殖にも力を入れており、今後も生産品目のさらなる拡充を目指しています。
IoTによる先進的な管理技術
この農場では、環境モニタリングや制御ができる自社開発のIoTサービス「マナシステム」を導入しています。2020年から始まった試験栽培の結果を受けて、このシステムが完成しました。これにより、農場の運営が効率的に行えるようになり、高品質の農産物を安定的に供給する体制が整っています。
株式会社スーパーアプリのビジョン
アクアポニックス農場を運営しているのは、株式会社スーパーアプリです。同社は2010年に設立され、PCやスマートフォン向けのゲーム制作を手がけてきました。しかし、近年の世界情勢の変化により食糧危機が懸念されている中、持続可能な社会の実現に向けた取り組みとして、アクアポニックス事業を展開しています。
「私たちの強みであるIT技術を活かし、循環型の農業を通じて地域社会に貢献したい」と代表取締役の飯沼正樹氏は語ります。日本の農業の未来を支えるために、これからも挑戦を続けていくことが期待されます。
最後に
アクアポニックスの新しい形が、食卓に新鮮な野菜を提供する日が待ち遠しいですね。日本の農業の未来を切り開くこの取り組みに、注目が集まります。
会社情報
- 会社名
-
株式会社スーパーアプリ
- 住所
- 愛知県名古屋市中区栄二丁目11番30号セントラルビル5階
- 電話番号
-
052-684-9633