アスエネ、新たなESGデータサービスを展開
アスエネ株式会社が、企業や金融機関のために開発したESGデータ収集・分析サービス「ASUENE ESG DATA」を発表しました。このサービスは、今後の企業経営に不可欠なESG(環境・社会・ガバナンス)データを収集し、活用する際の課題を解消するものとして注目されています。
ESGデータの重要性
近年、ESGを重視した経営が世界的に求められています。企業はEUが定めるCSRD(企業サステナビリティ報告指令)や日本国内の規制に対応するため、迅速かつ正確なESG関連データの収集が求められています。また、金融機関はSFDR(サステナビリティファイナンス開示規則)に準拠する必要があり、この背景にはESG投資の重要性が高まっていることがあります。
課題とソリューション
従来のESGデータ収集は、手作業による非効率的な方法が主流であったため、多くの時間とコストがかかっていました。このような課題を解決するために、「ASUENE ESG DATA」はAIを活用し、企業や金融機関のESG情報の収集と分析を効率化します。
具体的には、東証プライム市場に上場する企業が発表する有価証券報告書やサステナビリティレポートから必要なESGデータを自動的に抽出。また、AIによるデータの品質評価やノイズ除去などにより、従来の手法に比べて作業時間を最大で80%短縮可能です。これにより、企業や金融機関はより迅速に意思決定を行うことができる環境を整います。
生成AI技術の活用
「ASUENE ESG DATA」では、生成AI技術と自然言語処理を駆使して、幅広いESG関連データを分析することが可能です。ユーザーは、ESG指標の詳細な分析や、同業他社との比較を通じた相対的な評価、さらには経年推移データによるパフォーマンスの測定など、多彩な分析機能を利用できます。
企業の声
アスエネの代表取締役CEO、西和田浩平氏は、「グローバルにESG経営が重要視される中で、企業や金融機関は正確で効率的なESGデータの収集が大きな課題となっています。『ASUENE ESG DATA』を活用することで、持続可能な経営を推進し、競争優位性を高める手助けができると考えています」とコメントしています。
ASUENEのビジョン
アスエネは、次世代により良い世界を実現するというミッションのもと、ESG経営やサステナビリティ金融の重要性を広め、企業や金融機関に対する支援を強化していきます。「ASUENE ESG DATA」を通じて、持続可能な社会の構築を目指すアスエネの取り組みに注目が集まります。
詳細情報やサービスへのアクセスは、
こちらのリンクから確認できます。
会社概要
アスエネ株式会社は、2019年に設立され、東京都港区に本社を構え、CO2排出量の見える化・削減支援を行うクラウドサービス「ASUENE」を手掛けています。また、ESG管理のための評価プラットフォームや転職支援サービスも提供しており、持続可能性に特化したビジネスを展開しています。