2024年広告動向
2025-02-17 18:38:45

2024年下期インターネット広告市場動向レポートの発表

株式会社CARTA HOLDINGS傘下のCCIは、2024年12月に国内のデジタルマーケティング関係者を対象とした調査を行い、2024年下期のインターネット広告市場の動向についてレポートを発表しました。この調査では、最近のインターネット広告市場の具体的な変化やトレンドを分析しており、2020年7月以降にわたる広告費の推移や今後の課題についての見解を示しています。

調査の結果、2024年下期のインターネット広告費が増加していることがわかりました。広告費の増加を感じているマーケターは40.7%にのぼり、これは前回の調査よりも6.2%の増加です。前回は、「増加」「同程度」「減少」といった回答が均衡していましたが、今回の調査では「増加」の回答が際立っています。

また、運用型ディスプレイ広告市場では、前年比でCPM(Cost Per Mille:千回表示あたりのコスト)が上昇している傾向が見られ、最高値を136.6円と記録しました。特に、業種別のCPM比較によれば、2024年上期と比べて100%を超える業種は13存在しています。

さらに、広告取引手法においては、動画広告が非常に重要なポイントとして挙げられました。特にコネクテッドTV(インターネット接続されたテレビ)に関するニーズが高まっています。これらの結果からは、インターネット広告の未来に向けての明確な方向性が示されています。

一方で、リテールメディアも注目されている手法ですが、現在の利用状況は低く、まだ活用の余地があることが調査から伺えます。このことから、2025年上期には広告市場が徐々に上向くと予想されています。

また、インターネット広告における重要なトレンドや課題として、オンラインとオフラインの統合、生成AIの活用、3rd Party Cookieの影響、ブランド毀損とリソースの管理などが指摘されています。

この調査は、メール配信によるアンケート形式で実施され、2024年12月11日から24日までの期間に、広告主や広告会社、媒体社などさまざまな関係者から108件の回答が得られました。調査結果はホワイトペーパーとしてまとめられており、詳細を知りたい方は公式ウェブサイトからダウンロードが可能です。

デジタルマーケティングの未来を見据え、CCIの調査からは最新のインターネット広告市場の動向やこれからの課題が浮き彫りになっています。広告の増加傾向や新しい手法の可能性に注目が集まる中、企業は戦略を見直し、今後の変化に対応していく必要があります。

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