禅宗の美展開催
2024-09-05 18:04:31

禅宗美術を堪能できる特別企画展「禅宗の美」開催のお知らせ

特別企画展「禅宗の美」開催



近鉄グループの文化事業である大和文華館にて、特別企画展「禅宗の美」が2024年9月6日から10月14日まで開催されます。この展覧会では、禅宗美術の魅力に迫り、中世に花開いた独自の文化を堪能することができます。

禅宗の美術的背景



禅宗は中国で発展し、日本に伝来し、独自のスタイルへと進化しました。教えは、座禅や禅問答を通じて、言葉を超えた心の交流を重視しています。この精神は芸術にも影響を与えており、禅僧たちは自身の境地を墨蹟や絵画に表現してきました。その結果、禅宗に基づく美術は独自の魅力を持つものとなっています。

本展では、重要文化財を多数紹介しながら、禅宗の歴史や精神を視覚的に表現します。特に、虎関師錬による「墨蹟 法語」はその代表作であり、修理後の初公開として大きな注目を集めています。この作品には、禅僧としての彼の深い思索や教えが反映されており、観覧者はその気迫を感じ取ることができるでしょう。

展示作品の一部



1. 重要文化財 虎関師錬墨蹟
- 坐禅語(南北朝時代)
- 法語(南北朝時代)

2. 呂洞賓図(室町時代、雪村周継筆)
3. 春景山水図(室町時代、岳翁蔵丘筆)

中でも、虎関師錬の作品は特に価値が高く、その迫力ある書風は見る者に深い印象を与えます。展覧会の中で、これらの重要文化財に触れることで、禅宗美術の真髄を感じられること請け合いです。

開催概要



  • - 会期: 2024年9月6日(金)~10月14日(月・祝)
  • - 開館時間: 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
  • - 入館料: 一般630円、高校生・大学生420円、小学生・中学生は無料
  • - 無料招待デー: 9月13日(金)
  • - 主催: 大和文華館
  • - 出陳品: 52件

この特別企画展は、禅宗美術に精通した方はもちろん、初めて触れる方にとっても新たな発見があることでしょう。ぜひ、足を運んでみてください。

関連イベント



さらに、展覧会中には特別講演や美術講座が行われる予定です。

  • - 特別講演: 「言葉と絵画―室町時代の詩画軸と肖像画をめぐって」
- 日時: 9月22日(日)14:00~
- 講師: 広島市立大学 准教授 城市 真理子氏
  • - 日曜美術講座: 「虎関師錬筆『墨蹟 法語』をめぐって」
- 日時: 9月29日(日)14:00~
- 講師: 大和文華館 学芸部係長 一本 崇之
  • - 列品解説: 毎週土曜日14:00から

いずれのイベントは無料で参加可能ですが、展示ご覧の際は入館料が必要です。

この機会に、禅の美を感じる旅に出かけてみてはいかがでしょうか。


画像1

画像2

画像3

画像4

会社情報

会社名
公益財団法人 大和文華館
住所
電話番号

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。