株式会社ファイテック、ISO 9001:2015認証取得について
愛知県丹羽郡に本社を構える株式会社ファイテックは、消火&防災製品の製造販売を行う企業であり、この度、国際的な品質マネジメントの基準であるISO 9001:2015の認証を株式会社GCERTI-JAPANから取得しました。この認証取得によって、同社が推進する「火災からの命の保護」という企業理念が国際的に承認されたことが確認されました。
認証の意義
ISO 9001:2015の認証取得は、ファイテックの製品及びサービスが継続的に改善されている証拠であり、お客様に提供される製品の安全性と信頼性が高まることを約束します。同社は過去に、革新的な消火用具や森林火災対策用の消火剤「Forest Defender」など、独自の技術による防災ソリューションを数多く開発してきました。これらの成果を基に、今後も全プロセスでの品質マネジメントを強化し、国際的にも信頼されるブランドへの成長を目指しています。
国際的な取り組み
2025年9月には、同社代表の林富徳氏がニューヨークで開催された国連総会に参加し、日本企業としての防災に向けた取り組みを報告しました。具体的には、森林火災用消火剤「Forest Defender」の展開や、災害が頻発する地域への技術提供に関する活動を通じて、国際的な火災被害を減らす努力をしています。また、削減されたCO₂量に基づくカーボンクレジットの創出により、地球規模でのカーボンオフセットの実現にも寄与していく姿勢です。
認証取得を契機に、ファイテックは製品開発からアフターサポートに至るまで、全てのプロセスでの品質保証体制を強化し、防災・減災の分野におけるリーディングカンパニーを目指していきます。
会社概要と主力製品
ファイテックは、愛知県大口町に位置し、日本国内はもちろん、海外でも48カ国に進出する消防関連化学製品の製造メーカです。同社の主力商品には、ファイテック独自の投てき用消火用具や業務用消火スプレー、さらにはヘリコプター用消火剤注入システム「FEI(Fitech Easy Injection)」があります。また、彼らの消火剤開発力は特に森林火災対策において高く評価され、陸上自衛隊でもその製品が採用されています。
AI・IT事業「Passluck」
ファイテックはAIやIT事業にも進出しており、2024年11月に宅配ボックスのAIパスワード管理システム「Passluck」をローンチしました。このシステムは、オフライン宅配ボックスの暗証番号を安全に管理するもので、社会問題となっている宅配ボックスの不法占拠や無断使用の対策となることを目的としています。こうした革新を通じて、同社は防災テック企業として業界をリードし、消防化学にとどまらない広範な社会課題の解決に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献する意向を示しています。
結論
株式会社ファイテックのISO 9001:2015認証の取得は、同社の強固な品質管理体制が国際的に認められたことを示すものであり、今後の成長と発展に向けた重要な一歩です。防災技術の研究および普及活動を通じて、社会に対する責任を果たしつつ、多くの命を守るための革新を続けていくでしょう。