LIFULL HOME'S、AIによるおとり物件検知を強化
株式会社LIFULLが運営する不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME'S」は、賃貸物件におけるおとり物件の検知精度を飛躍的に向上させたことを発表しました。2025年には自社開発のAIが稼働を開始し、2026年の初めにはその検知機能によって、自動的に非掲載となるおとり物件の数が前年同期比で163倍に達しました。この結果は、ユーザーにとって安心感のある住まい探しを提供することに繋がります。
物件鮮度を追求するLIFULL HOME'Sの取り組み
LIFULL HOME'Sは、「物件鮮度No.1の不動産ポータルサイト」として、賃貸物件の情報を鮮度の高い状態で提供することを目指しています。おとり物件とは、実際には募集が終了しているにも関わらず、新たな申し込みを目指して掲載されている物件のことです。このような物件の存在は、住まい探しにあたるユーザーにとって大きなストレスとなります。
このような背景から、LIFULLは自社開発のAIを通じて、過去の広告掲載データや独自調査に基づく募集状況を学習させ、より効果的におとり物件を検知してきました。具体的には、賃貸物件情報を照合し、募集が終了した物件や、異なる不動産会社からの情報を統合することで、おとり物件を見極めて自動で非掲載する仕組みを構築しています。
自社開発AIの進化
これまでの方法では検知が難しかった物件も、LIFULLのAI技術によってその幅が広がりました。特に、連携していない不動産管理会社が管理する物件や、特定の不動産会社にのみ掲載されている物件の情報を迅速に解析し、募集終了の判断を行うことができるようになりました。
このAI検知機能は、複数のモデルを運用し常に比較検証を続けることで精度を向上させています。さらに過去データの精査や照合ロジックの見直しを行い、データ収集方法の改善を重ねながら、運用プロセス全般を改革しています。
社会側への影響と今後の展望
LIFULL HOME'Sの事業本部で「物件情報精度」の責任者を務める宮廻優子氏は、今回の取り組みが住まい探しを行うユーザーに正確で鮮度が高い物件情報を提供するための重要な一歩であると強調しています。また、問い合わせた際にはすでに借り手が決まっているという体験を減少させることで、ユーザーに対する負担を軽減していくとしています。
今後もLIFULLは、技術と人間のオペレーション双方の改善に努め、ユーザーが安心して住まいを探すことができる環境を整えていく方針です。同社の目指す「叶えたい!が見えてくる。」という理念のもと、より良い未来の住宅情報サービスを目指して様々な施策を取り入れていくでしょう。
まとめ
不動産業界において、AIの導入は今後ますます重要な役割を果たしていくと考えられます。LIFULL HOME'Sのような取り組みは、ファーストクラスのサービスを提供するとともに、ユーザーの安心感を高める上で重要な要素となるでしょう。今後の進展に注目しつつ、私たちも新たな住まい探しの道を切り開いていきたいものです。