2025年1月30日、東京都品川区で「JAPAN STARTUP SELECTION - the 11th Edition -」が開催される。このイベントは、スタートアップ支援に力を入れる全国11の自治体が共催し、選抜された31社のスタートアップと首都圏の企業との出会いを促進する場となる。2025年で11年目を迎える本イベントは、各自治体が個性を活かしたスタートアップを育成し、地域経済の活性化を図る意義深い取り組みだ。
イベントは、13時から18時45分にわたり、CITY HALL & GALLERY GOTANDAで行われる。参加は無料で、事前申し込みが必要。来場者にとっては、業界のキープレイヤーとの有意義な接点を得るまたとない機会となる。自治体から選ばれたスタートアップたちは、自社のビジョンやビジネスモデルを5分間のピッチで披露し、ブース展示も行うことでさらなる関心を引くことが期待されている。さらに、首長や関連団体の名だたるメンバーによるトークセッションも目白押しで、政策や支援情報などが語られる予定だ。
特に、同イベントでは3つのトークセッションが設けられ、スタートアップエコシステムの現状や、地方発のディープテックスタートアップの可能性について議論される。具体的には、「スタートアップエコシステム連携、その先に」というテーマでは、スタートアップ都市推進協議会の会長である福岡市長・高島宗一郎氏や、鹿児島市長・下鶴隆央氏が登壇し、連携の現状と未来について熱く語る。また、オープンイノベーション手法の一つ「ベンチャークライアントモデル」についての議論や、地方大学出発のスタートアップへの投資トレンドについても言及される見込みだ。
本イベントは、協業に関心を持つ大企業や投資家を中心に約200名が集まる予定で、様々なスタートアップとのネットワーク形成の場となる。参加企業は株式会社Nexceedなど多彩な業種から選ばれ、各社のブースでは新たなビジネスパートナーを探す場としても活用される。イベント後には交流会も設けられ、参加者同士の情報交換が期待されている。
スタートアップ都市推進協議会は、青森市や富谷市を含む11の自治体からなる団体で、地域特性を活かしたスタートアップ支援を行っている。この協議会の活動を通じて、自治体は地域の個性を前面に出し、新たなビジネスモデルや投資環境の構築を目指している。今後も日本全体をチャレンジ精神で満ち溢れた国にするため、多くの自治体との協力を推進していくことが求められている。
このようなイベントはスタートアップやベンチャー企業にとって大きなチャンスであり、参加することで新たな市場を狙ったビジネス展開の可能性が広がる。これを機に、多くの企業や投資家が新しい挑戦を受け入れ、地域経済の活性化につながることが期待される。