モンドセレクションの実態
2017-07-06 09:52:18
モンドセレクションの受賞実態とその裏側を探る
モンドセレクションの真実
モンドセレクションは1961年に設立され、世界中の製品を客観的に評価するための機関として知られています。しかし、その受賞システムについては多くの疑問が残ります。特に「お金を払えば誰でも金賞を受賞できるのではないか」という声も聞かれますが、実際の受賞率はどのようになっているのでしょうか。
日本企業の受賞商品の現状
最近、日本企業が2017年に受賞した1487品の調査が行われました。その結果、連続受賞商品が約57%を占めていることがわかりました。これは、昨年金賞を受賞した商品が再び出品され、再度受賞した例が多く含まれています。新たに出品した商品が金賞を受賞するのは簡単ではなく、この調査によると、食品部門の初出品による金賞の受賞率はわずか3.3%という厳しい現実があります。
受賞率の具体的な数字
食品部門の受賞商品について詳しく見てみましょう。連続受賞の場合の最高金賞の受賞率は29.5%、非連続の初出品では3.3%という数字が出ています。また、金賞の受賞率は、連続受賞の場合は53.1%、初出品の場合は33.1%であり、この結果が示すのは、実際の実力が反映されたものであるということです。
非公開情報の影響
ただし、このデータは公開希望の商品に基づくものであり、非公開となった商品の存在は考慮されていません。受賞者は、4月に結果通知を受けた後、受賞結果を公開するか非公開にするかの選択が可能です。そのため、実際の受賞率はこれよりもさらに低い可能性があります。
世界全体の受賞状況
モンドセレクションは、全世界で多くの商品の受賞を発表していますが、その中には非公開の商品の数が含まれているため、注意が必要です。非公開となった商品がどのくらい存在するのか、正確な数字は明らかではありません。
モンドセレクションの役割
モンドセレクションは、品質の審査評価機関として非常に重要な役割を果たしています。製品の味だけでなく、安全性も求められる中で、消費者の信頼を得るためには、第三者機関による評価が今後ますます重要になるでしょう。食品業界では、製造・販売の各社が自社だけでなく、外部機関に評価を依頼する動きが強まっていくことが予想されます。
まとめ
モンドセレクションの受賞は、単にお金で手に入れられるものではなく、長年の努力や実力が求められる結果であることが明らかになりました。今後も消費者の期待に応えられるよう、企業は品質の向上と信頼性の確保に努める必要があります。信頼できる製品を提供するための努力は、消費者の安心にも繋がるのです。
会社情報
- 会社名
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株式会社 Foods R&D
- 住所
- 東京都豊島区東池袋5-7-4マーブル東池袋2F
- 電話番号
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