10月10日(木)、中野坂上ハーモニーホールにて、映画『The Forest Maker』の特別版が日本初上映され、多くの参加者が集まりました。このイベントは、国際NGOワールド・ビジョン・ジャパンが主催し、117名もの観客が映画の魅力に引き込まれました。
『The Forest Maker』は、アフリカのニジェールで600万ヘクタールもの森林を再生させたトニー・リナウドの人生や活動に焦点を当てたドキュメンタリー映画です。自然再生の手法を通じて、コミュニティの力を使いながら、持続可能な未来を見据えた取り組みを紹介しています。この映画は、著名な監督フォルカー・シュレンドルフが手がけ、彼の才能が光る作品となっています。
映画上映後には、特別ゲストとして映画コメンテーターのLiLiCoさんとトニー・リナウドが登場し、トークセッションが開催されました。LiLiCoさんの和やかな進行の下、観客は映画の裏話や、トニーの子ども時代、彼が抱いている希望について、そしてそれがどのように映画に反映されているのかについて、貴重な体験を共有しました。
「森を再生することは希望をよみがえらせること」というトニーの言葉に、観客たちは共感し、大きな拍手で応えました。また、LiLiCoさんは自身のチャイルド・スポンサーとしての経験についても語り、心温まるメッセージが届けられました。彼女は約10年にわたって3人の子どもたちを支援してきたということで、その実体験が人々の心に響く瞬間となりました。
イベント参加者には「I’m with HOPE」と記されたステッカーが配られ、希望を広げるアクションの象徴として、多くの人々の思いが込められていました。この活動は、ワールド・ビジョン・ジャパンが11月1日から12月26日まで実施するクリスマスキャンペーン「希望を、贈ろう」にもつながります。慈善活動への理解を深める機会として、このイベントは非常に意味のあるものとなりました。
今回のイベントを通じて、人々が互いに繋がり、支え合うことの重要性を再認識しました。『The Forest Maker』は単なる映画ではなく、希望のメッセージを届ける物語です。今後の取り組みにも注目が集まり、さらなる支援の輪が広がることを期待します。