Cohesityが新しいAI戦略を発表
近年、デジタル化が進展する中で企業におけるAIの導入が加速しています。その流れを受けて、AIデータセキュリティのリーダーであるCohesity(コヒシティ)が、「Enterprise AI Resilience(エンタープライズAIレジリエンス)」という新戦略を発表しました。この戦略により、企業はAIエコシステム全体のサイバーレジリエンスを強化し、確実にAIを導入しつつそのスケールアップを図ることができます。
AIの導入が進む一方で、エンタープライズ企業は新たなリスクを抱えています。イノベーションのスピードが急加速する中、既存のインフラや運用プロセスに対して、迅速かつ確実な管理能力が求められています。Cohesityの最新戦略は、企業がAIシステムを安全に利用できる環境を提供し、攻めの姿勢でAI導入を推進する土台を築きます。
戦略の柱:防御とガバナンス
Cohesity CEOのSanjay Poonen(サンジェイ・プーネン)は、「当社は防御力を高めるだけでなく、データを安全に活用できる基盤を提供し、AI導入のリスクを管理する手助けをします。企業が迅速に復旧できる能力を持つことは必須です」と述べています。この戦略の主要なポイントは、以下の三つの防御策です。
1.
AIインフラストラクチャの保護:企業はAIシステムを運用するためのインフラを安全に保つ必要があります。これには、AIエージェント、メモリ、データベースなどが含まれます。また、持続可能な運用のため、ダウンタイムの短縮と復元能力の向上が求められます。
2.
悪意あるアクションからの保護:AIシステムは迅速に動作するため、誤った入力や悪意のある操作によって迅速なエラーが発生する可能性があります。Cohesityはこれを監視し、迅速に復旧できる体制を構築しています。綿密なAPI統合を通じ、意図しないアクションを防ぎます。
3.
機密データのガバナンス:AIシステムが機密データにアクセスする際、透明性とガバナンスが重要です。Cohesityの「Data Security Posture Management」が、AIによるデータアクセスを安全に監視し、データの誤用や漏洩を防止します。
AIの積極的な利用を促進
CohesityのData Cloudは、これまで蓄積された非構造化データや時系列データを安全に扱い、AIを用いたさまざまなイニシアチブを推進します。新たに導入されたModel Context Protocol(MCP)によって、Cohesity Data Cloud内のデータへの安全なアクセスが可能になります。これにより、Gleanなどのエンタープライズツールは、コンプライアンスに抵触することなく信頼性の高い情報を活用できます。
Cohesityのプロダクトは、一貫してデータのプロテクションを実現しながら、AIの信頼性とセキュリティを強化し、企業が保有するデータの価値を最大限に引き出す手助けをします。さらに、今後予定されているCohesity Gaia Catalogによって、ユーザーは主要なアナリティクスプラットフォームから直接データにアクセスできるようになります。
まとめ
Cohesityの「Enterprise AI Resilience」戦略は、企業がAIを安心して導入できる基盤を整えることにより、デジタルトランスフォーメーションを加速する手助けをします。データの保護はもちろん、敏速な復旧システムの整備により、企業は急速に変化する市場の中でも持続可能な成長を遂げられるでしょう。Cohesityは、エンタープライズデータの価値を高める真のパートナーとして、今後も注目されます。