三井物産セキュアディレクションとChillStackによるLLMセキュリティハンズオントレーニングのご紹介
近年、急速に普及している大規模言語モデル(LLM)。その便利さと可能性を享受する一方で、サイバー攻撃の標的にもなりやすいというリスクがあります。このような背景の中、三井物産セキュアディレクション株式会社(以下、三井物産セキュアディレクション)と株式会社ChillStack(以下、ChillStack)は、新たに「《実践》LLMセキュリティハンズオン」というハンズオントレーニングを開始しました。このプログラムでは、LLMアプリケーションを安全に設計・開発するために必要な知識とスキルを身につけることができます。
なぜ今、LLMのセキュリティが必要なのか
近年の技術革新に伴い、LLMの利用は業務効率化はもちろん、クリエイティブな作業にも広がりを見せています。しかし、急速な普及にはサイバー攻撃も伴います。プロンプトインジェクションやJailbreakなどの攻撃手法が急増しており、既存のセキュリティ対策が通用しないケースも少なくありません。これに伴い、LLMに特化したセキュリティ技術の確立が重要とされるのです。
三井物産セキュアディレクションとChillStackは、このニーズに応える形でハンズオントレーニングを実施します。参加者は実践的な攻撃手法とそれに対する防御策を実際に体験し、効果的なセキュリティ対策を学ぶことができるのです。
「《実践》LLMセキュリティハンズオン」の内容
このトレーニングは二つのパートから構成されています。
Part1: LLMセキュリティ入門
最初のパートでは、座学を通じてLLMセキュリティの基本を学びます。具体的には、LLMがどのように動作するか、そしてどのような活用事例があるのかを示し、実際のセキュリティリスクを多様な観点から整理します。具体例を交え、学びやすいスタイルで提供されるため、初心者でも安心です。
Part2: LLMセキュリティ実践ハンズオン
続くパートでは、Pythonを用いた実践的な攻撃・対策を体験します。特にOWASPが定めた「OWASP Top 10 for LLM Applications 2025」でも取り上げられているセキュリティリスクを教材に、独自の検証環境に対して実際に攻撃を行い、その対策方法を学びます。具体的な焦点としては以下が挙げられます。
- - プロンプトインジェクション
- - プロンプト・リーキング
- - LLMと連携するシステムに対する攻撃(例: P2SQL InjectionやLLM4Shell)
開催概要
- - 形式: オンラインハンズオン(対面希望は別途相談)
- - 期間: 2日間、10:00~18:00
- - 定員: 12名(最小開講人数: 5名)
- - 価格: 360,000円(税別)~/名(内容によってカスタマイズ可能)
本トレーニングは以下のリンクでお申し込みが可能です。
お問い合わせページ
企業紹介
三井物産セキュアディレクション株式会社: 2001年設立のサイバーセキュリティ専門企業。ペネトレーションテストや脆弱性診断など、さまざまなサービスを提供しています。
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株式会社ChillStack: AIとセキュリティを融合し、安心して前進できる社会を目指す企業。リスク管理を効率化するソリューションを提供しています。
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両社のトレーニング参加を通じて、LLMのセキュリティ対策を強化し、より安全なアプリケーションの開発に努めましょう。