DSAと台湾III、デジタル社会を共に推進する覚書を締結
一般社団法人データ社会推進協議会(DSA)と台湾のInstitute for Information Industry(III)が協業覚書を締結しました。この提携は、台湾と日本の間でのデジタル社会の発展を目指すもので、両団体は様々な形での連携を計画しています。
協業の目的とは?
記された協業内容には、主に以下のポイントが含まれています。
1. 台湾と日本のコミュニティ創設の支援
2. 日本国内におけるIIIの活動支援
3. 台湾におけるDSAの取り組みへの協力
4. 両団体の会員相互の紹介を通じた知識の交換
5. データスペースおよびユースケースの連携支援
6. 代表団の訪問や国際イベントの共同実施
7. 世界的な標準化機関でのさらなる協力
この覚書は、両団体が互いの活動を促進し、最終的には提携を通じてデジタル経済の発展に寄与することを目的としています。
IIIの役割とは?
IIIは1979年に設立され、台湾における情報通信技術の革新やデジタルトランスフォーメーションの推進を行っている団体です。デジタルトランスフォーメーションを実現するために、IT技術の研究開発を行い、産業のニーズに応じたソリューションを提供しています。この活動は、台湾国内のデジタル経済の支援とともに、国際的なデジタル社会の形成にも寄与しています。
一般社団法人データ社会推進協議会のビジョン
一方、DSAは、日本国内外を問わず、データの自由な流通を目指す団体です。その理念は、分野を横断するデータ連携の実現を通じて、豊かな社会を築くことにあります。特に「DATA-EX」プロジェクトを通じて、データの流通を可能にする仕組み作りに取り組んでおり、信頼性ある自由なデータ流通を推進しています。
国際的な連携の重要性
今回の協業は、台湾と日本のデータ活用の未来を見据えた重要な一歩となります。デジタル技術が進化する現代において、国境を越えたデータ活用は非常に重要です。特に、COVID-19の影響で加速するデジタル社会の構築において、両国が協力することは、より強固な社会基盤を築く手助けになるでしょう。
将来的な展望
DSAとIIIが協力することで、データの流通と活用が国際的に促進され、より良い社会の実現に向けた新たな展開が期待されます。両団体の知見を活かし、国際的なスタンダードを共に模索しつつ、豊かで持続可能なデジタル社会の実現に向けて歩みを進めることでしょう。
両団体が目指す未来に向けた取り組みは、日本と台湾はもちろんのこと、世界中でのデジタル社会形成に整合した新たな枠組みを生み出す可能性を秘めています。