ロジレス、総額8.6億円の資金調達を実施
株式会社ロジレスが、この度シリーズBラウンドとして8.6億円の資金調達を行いました。今回の調達は、リード投資家にMonoful Venture Partners 1号ファンドを迎え、他にも東芝テック、三菱UFJキャピタル、みずほキャピタル、鈴与、コマースメディアなどの多くの企業が出資者として名を連ねています。
EC自動出荷システム「LOGILESS」とは
ロジレスが提供する「LOGILESS」は、ECビジネスにおいて不可欠なソリューションです。このシステムは受注管理システム(OMS)と倉庫管理システム(WMS)の一体型で、EC事業者と倉庫事業者が共用することで、受注から出荷までの業務を迅速かつ正確に行うことができる利点があります。このシステムは2017年からサービスを開始し、現在では1300社のEC事業者と250社の倉庫事業者が利用しています。
資金調達した資金は、既存事業の拡大に向けた組織の基盤強化やマーケティング活動の資金として使われる予定です。ロジレスは「ECロジスティクスの変革」を進めるため、新しいサービスの開発や機能強化にも力を入れていきます。
投資家からの評価
代表取締役社長の足立直之氏は、調達に関するメッセージを通じて、ロジレスが直面するオペレーションの課題や物流環境の変化について触れ、これをクリアするためにECロジスティクスを最適化していく重要性を訴えました。投資家側も、ロジレスの持つ技術と取り組みに期待を寄せています。特に、ECと実店舗間の在庫管理や配送指示を自動化する力が評価されています。これにより、効率的な物流サービスの提供が可能となり、顧客企業の業務効率化にも貢献します。
今後の展望
ロジレスは、今回の資金調達を機に、さらなる成長に向けた新しいアイデアや戦略を積極的に展開していく意向です。労働環境の変化を受け、持続可能で効率的な物流の実現を目指し、これからのEC産業に必要なベストプラクティスを提案していくことでしょう。ロジレスの成長は、ただのビジネススキームの拡大だけでなく、日本全体の物流インフラに革新をもたらす可能性を秘めています。
まとめ
今回の資金調達によってさらに強固な基盤を築くロジレス。日本のEC業界を支えるために、彼らの挑戦は続きます。新たな投資家との協力を通じて、ロジレスが描く未来のスタート地点に立ち、さらなる成長に向けて突き進む姿に、今後も注目が集まりそうです。