国連75周年コンサート
2020-10-24 23:23:23

名古屋で祝う国連創設75周年友好コンサート「和」と「美」

名古屋での国連75周年友好コンサート



2020年10月24日、愛知県名古屋市にある日本特殊陶業市民会館フォレストホールで開催された、国連創設75周年記念友好コンサートは、「和」と「美」というテーマを掲げる壮大なイベントとなりました。このコンサートは、日中両国間の文化的な絆を深めることを目的としており、音楽を通じて互いの文化に対する理解を深める機会となりました。

文化の交流と共生の象徴



日中両国の文化は長い歴史の中で互いに影響を与えあい、今回のコンサートはその集大成とも言えるものでした。特に「和」と「美」という概念は、両国の美意識を映し出すものであり、参加者たちには穏やかな心と美的感覚を体験する場となりました。

愛知県知事の大村秀章氏は開会の挨拶において、「国連の設立は世界の平和と安全を維持するためでした。新型コロナウイルスの影響がある中でこそ、文化芸術の活動が重要である」と述べ、人々に希望を与える力を持つ音楽の役割を強調しました。

名古屋市の副市長・廣澤一郎氏も、相互理解が都市の友好の意義であるとし、実際に行われたマスクの寄付の取り組みを紹介しました。彼は、文化の力で新型コロナウイルスの影響を乗り越え、友好関係を育むことの重要性について力強く呼びかけました。

音楽で結ぶ日中の心



このコンサートには、中国の伝統楽器である二胡を演奏する芸術家・張濱氏や、養蜂家の杉沼えりかさんも参加。この文化交流の場では、彼女が赤のチャイナドレスを着て、募金活動を行ったことが話題に上がり、音楽と共に新型コロナウイルスに立ち向かう姿勢が示されました。杉沼さんは自らが関わった活動を振り返りながら、友情と信頼の大切さを語りました。

シンボリックな楽曲の数々



コンサートでは、南京市で広く知られる民謡『ジャスミンの花』や、日本の童謡『紅葉』などが演奏され、来場者からは大きな拍手が寄せられました。これらの楽曲は、両国民の絆を象徴するものであり、参加者一人一人が心に響く瞬間を感じました。

また、張濱氏は二胡を使い日本の名曲『天空の城ラピュタ』を演奏し、そのメロディと技術で困難な時期にも前進する勇気を促しました。コンサートは、参加者全員で『小さな世界』の歌声を合唱し、心温まるフィナーレを迎えました。

コンサートの意義



この友好コンサートは、音楽がもたらす強い絆を再確認する場でありました。主催の南京市対外文化交流協会や人民中国雑誌社は、日中両国の文化交流の重要性を改めて示し、今後もこのような機会を通じて理解と友情を深めていくことを誓いました。国連創設75周年を祝う今回のイベントは、その理念を体現した心温まるひとときでした。音楽とともに、未来への希望を育てる催しとなりました。

会社情報

会社名
人民中国雑誌社
住所
中国北京西城区百万荘大街24号
電話番号

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