全国ひとり親家庭に希望を届ける「HIGH FIVE CHRISTMAS 2025」プロジェクト始動

一般社団法人ハートフルファミリーは、2025年のクリスマスに全国のひとり親家庭に希望のクリスマスギフトボックスを届ける「HIGH FIVE CHRISTMAS 2025」プロジェクトを開始しました。このプロジェクトは、約13,000世帯・約20,000人の親子に、支援とつながりの大切さを伝えることを目指しています。

プロジェクトの背景

日本には現在、約140万世帯のひとり親家庭が存在します。その多くは経済的な不安や孤立に直面しており、クリスマスの時期には「プレゼントを買う余裕が無い」という声が多く寄せられます。ハートフルファミリーは、こうした現状を受けて支援を行うべく設立され、以来、物資支援だけでなく、家庭の自立に向けた多様な取り組みを続けています。

プロジェクト概要

「HIGH FIVE CHRISTMAS 2025」は、全国のシングルファミリーに焦点を当てた社会支援プロジェクトで、以下のような内容で運営されます。

- 支援対象: 全国のひとり親家庭
- 実施期間: 2025年10月から12月25日まで
- 実施規模: 全国13,000世帯・約20,000人の子ども

支援の方法には寄付金や物資の提供が含まれており、ボランティアや企業と連携して、年齢や人数に応じたギフトボックスを準備します。この取り組みは「支援の循環」を促すことを目的としており、寄付者、ボランティア、受け取る家庭がそれぞれの役割を果たします。

取り組みの仕組み

このプロジェクトは「サンタのバトンリレー」というコンセプトを基にしており、支援者の思いが次の支援へと繋がっていく仕組みで構成されています。

- クラウドファンディング: 11月1日から募集を開始し、1口1,000円で1世帯分の配送費を支援します。
- チャリティアイテム: 企業やブランドと連携し、売上の一部をこのプロジェクトに寄付に活用します。
- 梱包ボランティア「エルフ」: 12月13日と14日に埼玉県内の倉庫で大梱包イベントを実施し、ギフトボックスを詰め込んで発送します。

寄付する人、手を動かす人、運ぶ人、そして最後に親の手から子どもへとバトンを渡します。このプロジェクトでは、全国の家庭に笑顔を届けることを目指しています。

スケジュール

プロジェクトの進行は次のようになります。

- 10月下旬: プロジェクト発足
- 11月上旬: クラウドファンディングおよびボランティア募集開始
- 11月上旬: ギフト協賛企業やアンバサダーの発表予定
- 12月13〜14日: 大梱包イベントを実施（埼玉県坂戸市）
- 12月25日: 全国13,000世帯へのギフトボックス配達完了

代表のコメント

ハートフルファミリー代表理事の西田真弓氏は、「クリスマスは経済的負担を感じやすい時期です。このプロジェクトを通じて、支援を受け取る人がやがて他の誰かを支えることにつながる循環を作りたい」と語ります。

また、一般社団法人グラミン日本の代表理事である百野公裕氏は、「支援を届けるだけでなく、自立への一歩を育む温かなプロジェクトだと感じています」と述べ、企業との連携の重要性を強調しました。

団体概要

一般社団法人ハートフルファミリーは2016年に設立され、シングルファミリーが困難を乗り越える力を育むことを目指しています。物資支援や学びの機会提供、就業・起業支援などを通じて、経済的・精神的自立を後押しし続けています。

一方、グラミン日本は、生活困窮層に対してのマイクロファイナンスを行い、経済的自立を促進することを目指しています。

このプロジェクトを通じて、クリスマスが子どもたちにとって特別な日になることを願っています。