日本を代表する麦焼酎「麦冠 情け嶋」が大賞を受賞
昨年、2024年7月24日に発表された「第3回 酒屋が選ぶ焼酎大賞」の麦焼酎部門にて、八丈島の麦焼酎「麦冠 情け嶋」が栄誉の大賞に選ばれ、製造者である八丈興発株式会社の小宮山善友氏が授賞式でその喜びを語りました。
「麦冠 情け嶋」は、2007年の発売以来、17年の歳月を経て、今や日本に冠たる麦焼酎としての名声を築いてきました。その製造者の理念は、「日本に冠たる麦焼酎を、ここ八丈島で造る」というものであり、厳選された原材料と独自の製法が生み出す味わいが、多くの酒販店の推薦を得て、今回の受賞に至りました。
焼酎の魅力を伝える「酒屋が選ぶ焼酎大賞」
「酒屋が選ぶ焼酎大賞」では、酒販店のプロたちが自らの経験と目利きで選んだ焼酎をブラインドテイスティングにて評価し、その年の最もおすすめするお酒を選出しています。この独自の審査方式により、本当に価値のある焼酎が選ばれるのです。「麦冠 情け嶋」が大賞に選ばれたのは、ただの偶然ではなく、深い理由があったのです。
麦の香ばしさと余韻のある甘み
「麦冠 情け嶋」が評価されるポイントは、その飲みごたえと味わいです。特に、最近の麦焼酎のトレンドとして「乾燥感」よりも「余韻」を重視する傾向が見られています。「麦冠 情け嶋」は、常圧蒸留を採用し、特徴的な香ばしさと甘みを強調しています。この甘みは、ビター感を抑えつつも豊かな喉越しで、料理と合わせて楽しむのに最適です。
特に焼き鳥との相性の良さが、飲食店関係者から高い評価を受けており、食中酒としても人気があります。さらに、八丈島では水割りが主流ですが、炭酸割りやお湯割りで楽しむことも推奨されており、それぞれのスタイルで新たな味わいを発見することができます。
蒸留の奥深さを実感
「麦冠 情け嶋」の製造には、原料に豪州産の麦と麦麹を使い、アルコール度数は25度。価格も18,00mlのボトルが2,414円(税込)と手頃です。その製造過程には、主に蒸留方法の違いによる味わいの変化があります。顧客からの人気の高い「情け嶋」と比較することで、蒸留の奥深さやその結果の味わいを試すことができ、また異なる魅力を感じることができるでしょう。
八丈島の地で育まれた焼酎文化
八丈島には九つの焼酎蔵が存在しますが、その中でも「八丈興発」は1947年に創業し、最も新しい焼酎蔵です。この独自の歴史と背景は、特に「東京島酒」としての認識を深め、全国のお客様にその魅力を伝えるために日々努力しています。
今後も八丈興発は、日本の焼酎文化を守りながら新たな挑戦を続けていきます。「麦冠 情け嶋」を通して、ぜひその魅力を体験してください。