ミッドホールディングスと日本生工技研の提携
2026年3月11日、ミッドホールディングス(以下、ミッドHD)と日本生工技研(以下、JIET)が戦略的な資本業務提携を結びました。この提携により、ミッドHDはJIETの25%の株式を取得し、関連会社としての関係を構築します。また、ミッドHDの代表取締役である水野剛氏がJIETの取締役にも就任し、両社の協力体制が一層強化されることが期待されています。
提携の背景
近年、日本の製造業や物流現場において、「作業の見える化」が生産性向上の鍵とされています。JIETが開発した作業分析ソフト『TimePrism』は、2009年のリリース以降、国内外の1,500社以上で導入され、高い市場シェアを誇ります。一方、ミッドHDグループ内のムセンコネクト社が手掛ける『InQross』は、ヒトの位置や動作を分析するツールとして、短期間で50社以上で活用されています。両製品は、インダストリアルエンジニアリング(IE)分野において非常に有効であると認識されています。
これまで、JIETは『InQross』の販売代理店として活動しており、2026年にはデータ連携機能も実現しました。この協力歴を基盤として、より深い連携を図るために今回の提携が成立しました。
提携に伴う取り組み
この提携を通じて両社は以下の3つの具体的な取り組みを進めていく予定です。
1.
製品連携の深化:
– 動画による作業分析と位置・動線分析のデータを統合し、さらなる現場改善を可能にする次世代ソリューションを開発することを目指します。
2.
営業・マーケティングの統合:
– 両社の顧客基盤を活用し、一貫したコンサルティングからツール導入、運用支援までの体制を構築します。
3.
開発リソースの相互補完:
– JIETの特殊な知見をミッドHDの豊富な開発リソースと組み合わせることで、製品開発のスピードを向上させるとともに、エンジニアの雇用創出にも寄与します。
代表のコメント
この提携は両社にとって重要なステップとされています。
ミッドHDの水野社長は、「JIETとのパートナーシップを強化し、現場の無駄を精緻に解消し、日本のものづくりの力向上に貢献できることを嬉しく思います。」と語っています。
一方、JIETの野村社長は「開発体制の強化により、特に『InQross』との連携を通じて、ユーザーに新たな付加価値を提供できると確信しています。」とコメントしています。
会社概要
ミッドホールディングス株式会社
- - 本社所在地:岩手県盛岡市上堂3-8-44
- - 設立年:2022年11月
- - 事業内容:事業承継型M&A事業の運営
- - 公式ウェブサイト
日本生工技研株式会社
- - 本社所在地:東京都新宿区新宿2-8-8
- - 設立年:2008年12月
- - 事業内容:ソフトウェアの開発・製造・販売
- - 公式ウェブサイト
この提携により、今後ますます製造現場の効率化が進むことが期待されています。長年の協力関係を通じて実現されたこの資本業務提携は、業界全体にとっても大きな影響をもたらすことでしょう。