福井の海でサワラ探検
2024-08-07 17:13:04

夏休みの特別学習!福井の海でサワラの秘密を探る

夏休みの特別学習!福井の海でサワラの秘密を探る



2024年7月29日から31日までの2泊3日、石川県在住の小学校5・6年生を対象に、一般社団法人石川海洋環境研究所が主催した「サワラのヒミツ探検隊!」が開催されました。このイベントでは、海の生態系や漁業の現状をたっぷり学ぶことができました。

サワラの増加とその背景


参加者たちは、まず金沢港で本日のテーマである「サワラ」を観察しました。サワラは2000年頃から石川県での漁獲量が急増し、現在では全国でもトップクラスの漁獲量を誇っています。その背景には、地球温暖化による海水温の上昇があると言われています。南方系の魚であるサワラが、温かくなった潮流に乗って北上してきたためです。

サワラの観察の後、子どもたちはJR北陸新幹線を利用して福井県へ向かい、さらなる学びを深めます。今回のイベントは、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として実施されました。次世代に豊かで美しい海を残すために、海を通じて人のつながりを育むことを目的としています。

なぜサワラが注目されるのか


金沢港で、JFいしかわのおさかなマイスター・高岩信弘さんは、子どもたちに魚を食べることの大切さを伝えました。彼は「漁師が獲った魚がどのように食卓に並ぶのか、どういう仕事が行われているのかを理解してほしい」と話しました。

金沢港いきいき魚市では、サワラの若魚であるサゴシが市に並ぶ様子を観察しました。その後、石川県水産総合センターで、サワラが増加した理由や、その魚の生態について詳しく学びました。

福井県での体験学習


福井県に到着後、子どもたちは三方五湖の美しい景色を眺めつつ、環境学習の一環として福井県海浜自然センターに訪れました。ここでは、南方系の魚の増加が実際に観測されていることや、温度変化が漁業に与える影響について説明を受けました。子どもたちは、タッチプールで実際に海の生き物に触れる貴重な体験をし、感動の声を上げました。

シーカヤックと実習船での海洋体験


次に、阿納に移動し、シーカヤック体験を行いました。インストラクターの指導の下、初めての海での活動に緊張しつつも、子どもたちは楽しんで体験しました。この日夕方には、若狭高校の実習船「雲龍丸」に乗船し、海中プランクトンの観察や水中ドローンの操作を行いました。高校生たちから直接教わることで、より深い理解が得られました。

雲龍丸を降りた後は、地球温暖化が漁業に与える影響について毛利誠教諭から学びました。この課題を解決するために、サワラの缶詰製作にも取り組み始めたことを話し、子どもたちに考えるきっかけを与えました。

食育とサワラの新メニュー作り


最終日には、サワラをテーマにしたファストフードメニューの開発を行いました。子どもたちが自分で調理して作ったサワラのハンバーガーは、自ら考案したアイデアを形にする良いチャンスになりました。最後には「こども海のクイズ王」として、学んだことを振り返る楽しい時間を過ごしました。

まとめ


この「サワラのヒミツ探検隊!」は、子どもたちが海について深い理解を得るとともに、サワラを通じた地域の食文化を考える良い機会となりました。海の大切さを知り、未来へ向けたアクションを考えるきっかけを与えるイベントでした。今後もこうした学びの場を定期的に設けていくことが期待されます。


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