親子で楽しむ読書体験を提案する「ヨンデミー」と大垣書店の連携開始

最近の子どもたちは、読書に対してあまり興味を示さない傾向があります。これを受けて、オンラインで読書教育を行う株式会社Yondemyが運営する「ヨンデミー」と、老舗の書店・大垣書店との連携が新たに開始されました。この協力関係は、子どもたちに読書の楽しさを再発見させ、同時に書店業界の新たな成長へとつながることを目指しています。

子どもたちが読書にハマる環境づくり

「ヨンデミー」は、「日本中の子どもたちへ、豊かな読書体験を届ける」というミッションのもと、オンライン習い事として展開されています。最近では、読み聞かせの重要性が広まり、絵本の人気は高まりを見せていますが、次のステップに進むはずの児童書の利用は逆に減少傾向にあるのが現状です。これは、子どもたちが自分で本を選んで読むことにつながっておらず、読書の習慣化が困難になっていることを示しています。そこで「ヨンデミー」は、自ら本を手に取ることを促進し、子どもたちに新たな読書体験を提供すべく活動を続けています。

大垣書店との連携内容

大垣書店は、京都を中心に展開している地域密着型の書店です。近年、電子書籍やオンライン書籍購入の普及に伴い、実店舗への来店者数が減少し、多くの書店が閉店に追い込まれています。この厳しい環境を背景に、Yondemyと大垣書店は連携し、地域の子どもたちに読書を楽しんでもらうための新しい取り組みを展開します。京都の烏丸三条店では、子どもが好む本をレベル別に並べる「ヨンデミーレベル（YL）」本棚も導入され、個々の能力に合った本の選び方をサポートします。これにより、子どもたちが独自に本を選び取る楽しさを体験し、自発的に読書を続けるきっかけを提供します。

読書の楽しさを広げるためのキャンペーン

さらに、「ヨンデミー」会員に登録することで、書店の売上も増加し、長期的な利益につながることが期待されています。キャンペーンとして、2024年11月30日から12月26日まで、ヨンデミーへの新規登録者には絵本や児童書がプレゼントされます。このサンタキャンペーンは、子どもたちにとって本との出会いを促進する素晴らしい機会です。特に6から10歳の子どもたちを対象にしており、読書体験を楽しめる環境づくりに寄与しています。

なぜ今、読書が重要なのか？

子どもたちが本に親しむことは、言語能力の向上や想像力を養う上で非常に重要です。「ヨンデミー」は、子どもたちが楽しく本を読めるように設計されており、AIを活用した個別の読書レベルに応じた選書や、ゲーム感覚で楽しめるミニレッスンを提供しています。こうした新しいアプローチで、家庭でも読書環境を整える支援をし、保護者が本を通じて子どもと接するための「おうち読書のミカタラジオ」など、多彩な活動も展開しています。