奈良県を拠点とする株式会社やまと蜂蜜が、新たなオーガニックスイーツブランド「L’ATELIER DU MIEL TORII」を立ち上げました。このブランドは5月14日から27日まで、大丸心斎橋店 本館B1Fで初めての出店を果たします。初登場となるこのスイーツブランドは、養蜂家の知恵と自然素材への情熱をベースに、オーガニックスイーツを探求しています。
注目の商品ラインナップ
新ブランドの特徴を象徴する商品には、デザイナーが見た目にこだわった「ペタルブーケ ミエル」や、素材の味を最大限に引き出した「蜂蜜フィナンシェ」、甘さの加減が絶妙な「蜂蜜ガレットブルトンヌ」などがあります。これらのスイーツは、すべてが自然素材から作られており、添加物は一切使用していません。
ペタルブーケ ミエル
特に注目されるのが「ペタルブーケ ミエル」です。合成着色料を使わずに色づけされており、花びらを模した美しいチョコレートは見た目にも楽しい商品です。特許を受けた独自の製法により、本物の花弁さながらの質感と口どけを実現しています。120gで税込4,850円です。
蜂蜜フィナンシェ
「蜂蜜フィナンシェ」は、外はカリッと香ばしい焼き菓子です。中はしっとりと柔らかく、自然な甘さが口の中で広がります。このお菓子は、国産蜂蜜を使用し、保存料・着色料を使わずに仕上げられています。6個入りで税込4,500円という手頃な価格も魅力的です。
蜂蜜ガレットブルトンヌ
もう一つの新商品「蜂蜜ガレットブルトンヌ」は、バターの香りとアーモンドの風味が特徴のスイーツ。サクサクとした食感とほろりと崩れる口当たりが楽しめ、ギフトにもぴったりです。20枚入りで税込6,800円と、高品質なお菓子としても十分に満足できる内容です。
養蜂家の哲学とオーガニックの相互作用
この新たなスイーツブランドは、1945年に創業したやまと蜂蜜の4代目、鳥居大嗣のビジョンから生まれました。鳥居の祖父は、戦後に自ら養蜂を始め、自然と共生する精神を込めた商品を作り続けてきました。ブランドの基本哲学である「命をまるごといただく」ことは、現代のスイーツに通じる重要な要素として引き継がれています。
自然との調和
ブランド立ち上げのきっかけとなったのは、パティシエ小代氏との出会いでした。彼の掲げる“フードフィロソフィー宣言”に触発された結果、鳥居は祖父の思想を思い起こします。自然の美しさを存分に表現するために、shodai bio natureと共同で開発したスイーツが「ペタルブーケ ミエル」に集約されています。
ミツバチと共存する未来
現在、邦の養蜂業はさまざまな逆境に直面しています。農薬の影響や経済的な変動により、持続可能性が問われているのです。L’ATELIER DU MIEL TORIIは、これに対処する方法として、地域の養蜂家やオーガニック農家と協力し、「ミツバチとともに生きる社会」の実現に向けて取り組んでいます。
このように、L’ATELIER DU MIEL TORIIのスイーツを味わうことは、ただ美味しさを楽しむだけでなく、その背後にある哲学や自然環境への配慮を理解することにも繋がるのです。ぜひ、この新たなスイーツブランドを訪れて、その魅力を直接体験してみてください。