皇居外苑がもたらす美味しさの輪
三菱地所ホテルズ&リゾーツ株式会社が展開するロイヤルパークホテルズでは、皇居外苑の管理プロジェクトを通じて生まれたサステナブルな野菜スープを全国の12軒のホテルで提供することになりました。これは、地元の有機野菜を主成分とし、環境保護への関心を高める取り組みの一環です。
ヒシの活用
このプロジェクトでは、皇居外苑に自生する水草「ヒシ」を利用した堆肥によって育てられた野菜が使用されています。ヒシは水面を覆い、生態系に重要な役割を果たす植物ですが、環境省はその管理に力を入れています。不必要に繁茂したヒシを刈り取るために、この堆肥を用いて農家が育てた野菜を利用することで、資源の循環が実現しています。
サステナブルなレシピ
2021年より実施されたこの取り組みは、今年も続きます。トウモロコシや玉ねぎを使用したスープは、美味しさを最大限に引き出すために松山昌樹グループ統括総料理長が監修しました。
- - コーンスープ:新鮮なトウモロコシの甘さを引き立てた冷製の一品。少しの塩で調味し、なめらかな舌触りが特徴です。
- - オニオンスープ:玉ねぎの甘味を引き出すために、バターでソテーした温製スープ。豊かなコクと香ばしさが堪能できます。
スープの提供期間は2024年9月1日から10月31日まで。各ホテルのレストランやエグゼクティブラウンジで、朝食やディナーの一品として楽しむことができます。
SDGsへの貢献
この取り組みは、持続可能な開発目標(SDGs)を視野に入れています。特に、「住み続けられるまちづくり」や「作る責任、使う責任」の達成を目指しており、環境に優しい食への取り組みを広めることが期待されています。
さらに、食材の背景に思いを巡らせ、都市と地方のつながりを感じてもらうことで、消費者の意識を変える一助となることが狙いです。
まとめ
ロイヤルパークホテルズのサステナブル野菜スープは、美味しさだけでなく、環境への配慮も含まれている特別なメニューです。ぜひこの機会に、自然の恵みを感じる美味しいスープを味わってみてはいかがでしょうか。環境保護に寄与しながら、豊かな食文化を楽しむさまざまな形が広がっています。これからも、このような取り組みが続くことを期待したいものです。