京都の西陣織が生んだウェアラブル技術の未来性

京都の西陣織が切り拓くウェアラブル市場



京都の西陣織の伝統を背景に、ミツフジ株式会社がウェアラブル市場に新たな風を吹き込みます。2017年1月5日から8日まで、アメリカのラスベガスで開催されるCES 2017において、同社は注目のコンシューマーウェアラブル製品を発表する予定です。この製品は、スポーツ、業務、ヘルスケア、介護など多様な分野で役立つ生体情報管理を目指しています。

ミツフジ株式会社の革新的な技術



ミツフジ株式会社は、京都府精華町に本社を構える企業で、導電性繊維「AGPOSS」の開発・製造・販売を手がけています。彼らの特徴は、国内外の大手企業によるウェアラブル電極センサーの採用です。これまでのウェアラブルデバイスとは異なるデザインと実用性を兼ね備えた製品を提供できることが、その大きな魅力となっています。

同社の沿革を振り返ると、昭和31年に創業者の三寺冨士二氏が西陣帯工場として事業を開始。昭和55年には導電性繊維の用途開発をスタートし、そこから導電性ネットやテープの製造にも着手しました。特に、平成14年には銀メッキ繊維のブランド「AGposs」を立ち上げ、商標登録を行っています。このブランドの特徴は、軽量でしなやかさを持ちながら、高い導電性を誇ることです。

さらに評価されるポイントは、平成20年に国際宇宙ステーションで宇宙飛行士の下着素材としてAGpossが採用されたことです。この実績により、同社の技術力は国際的にも認知されています。

CES 2017での新たな挑戦



今回のCES 2017では、ミツフジがこれまでの技術革新を基に開発した新しい製品が発表されます。具体的な製品内容はまだ未発表ですが、自社開発の電極、センサー、トランスミッターなどを搭載し、多様なシーンでの利用が可能なスマートウェアとしてますます期待が高まっています。

他のウェアラブルデバイスとは一線を画す独自のデザインと利便性を備えた製品が、多くの来場者を惹きつけるでしょう。そして、この製品は、ウェアラブル市場における新しい可能性を示す存在となることが期待されているのです。

最後に



京都の伝統的な技術と最新のウェアラブル技術が融合することで、これまでに無い新しい価値を提供するミツフジ株式会社。今後も彼らの活動から目が離せません。CES 2017での発表に、ぜひご注目ください。

会社情報

会社名
ミツフジ株式会社
住所
京都府相楽郡精華町光台1-7けいはんなプラザ ラボ棟13F
電話番号

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