大陽日酸株式会社が社名変更を決定、新たな時代のスタートとともに

大陽日酸株式会社が2026年4月に社名変更

大陽日酸株式会社は、2026年4月1日より社名を「日本酸素株式会社」に変更することを発表しました。この変更は、創業120周年にあたる2030年に向け、新たな中期経営計画を実施するための重要なステップです。特に、産業ガス事業の進化を目指す意志を込めた新しい社名には、会社の原点である「酸素」が象徴的な役割を果たしています。

産業ガス業界の先駆者としての誇り

1910年の創業以来、日本の産業ガス業界でトップランナーとして成長を続けてきた大陽日酸は、国内外での幅広い事業展開を行ってきました。産業ガスの普遍性と拡張性を重視し、製品や事業構造の変化に対応しながら、グローバルに事業を拡大してきました。170年以上の歴史を背景に、この社名変更は特別な意味を持っています。

2020年には純粋持株会社として「日本酸素ホールディングス株式会社」が設立され、グループ運営体制が構築されました。これにより、当社は日本国内を中心とした事業を展開しつつ、グローバルな視点を持った事業展開を加速させることが可能となりました。

社名変更の背景と意図

新たに「日本酸素株式会社」となることで、親会社と名称を統一することになり、企業の方向性がよりわかりやすくなることを目的としています。社名変更に際し、社長の永田研二氏は、「当社にとって『酸素』は原点でありシンボルである。これを未来の起点に成長し続ける」と述べています。新社名には、原点を大切にしながらも未来へ向かって進化していく意気込みが込められています。

グループ会社の社名変更も実施

大陽日酸が社名を変更することに伴い、グループ会社もそれに合わせた新社名への移行を進める予定です。例えば、大陽日酸ガス＆ウェルディング株式会社は「日本酸素Ｇ＆Ｗ株式会社」に、また、大陽日酸北海道株式会社は「日本酸素北海道株式会社」に変更されます。このように、グループ全体で一貫したブランド戦略が求められます。

ブランドロゴの統一

さらに、企業ロゴについても日本酸素ホールディングスグループでは産業ガス事業のブランドロゴをグローバルで統一する方針を打ち出しています。2025年には新しい企業ロゴを発表する予定であり、これによりグローバルに展開しているブランドとしての統一感を強調します。

今後の展望

新生「日本酸素株式会社」は、未来を見据えた持続可能な成長を図りながら、多様な社会ニーズへの貢献を続けていく方針です。産業ガス事業の発展に寄与し、社会課題の解決にも取り組んでいくことを約束しています。これからも「酸素」という原点を大切にしつつ、新たな未来に向けたチャレンジを続けていく姿が期待されます。

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