美咲町に新たな学び舎！多世代交流拠点「みさキラリ」の魅力

美咲町に誕生した多世代交流拠点「みさキラリ」

美咲町に新たな公共施設、多世代交流拠点「みさキラリ」が2025年5月17日にグランドオープンしました。この拠点は、近年の人口減少を背景に「賢く収縮するまちづくり」を目指し、地域の人々が集まり交流できる場として設けられました。

拠点の設計と特徴

「みさキラリ」は、ライフデザイン・カバヤ株式会社と丹羽建築設計事務所の共同企業体が手掛けたもので、行政庁舎、物産センター、生涯学習センターの3つの建物から成り立っています。この施設は、シンプルでコンパクトな設計により、無駄を省きつつも機能性を重視。利用者が快適に過ごせるよう、木材を使用した温かみのあるデザインが施されています。

つややかな木目のCLT（直交集成板）が、庁舎や物産センターの内装にふんだんに使用され、自然の心地よさを感じる空間が広がっています。また、庁舎の天井には岡山県美咲町産のCLTが利用され、曲線的なデザインが印象的です。これにより、地域産業の振興も図られています。

施設の多様な機能

新しい庁舎は、行政サービスを効率化するために設計され、様々な手続きがワンストップで行えるようになっています。利用者のニーズに合わせたキッズコーナーや授乳室が完備されており、家族連れが訪れやすい環境が整っています。また、議場はフレキシブルに利用できるようにデザインされており、会議や地域イベントにも対応可能です。

一方、生涯学習センターには図書館や公民館、保健センターが集まり、多種多様な利用者を迎え入れています。特に図書館は、旧施設に比べて4倍、交流スペースとして機能する公民館は7倍の利用者数を誇り、地域の交流の場として賑わっています。

物産センターも新たにカフェスペースを併設し、地元の特産品が販売されています。売り上げも旧施設に対して3割増と好調です。

地域の未来を拓く拠点

「みさキラリ」は、地域の人々の交流を促進するだけでなく、未来を見据えた持続可能な発展を目指しています。生涯学習や地域振興を通じて、ここでの出会いや学びがさらに広がっていくことが期待されています。

新たな交流が生まれる「みさキラリ」が、これからの美咲町のシンボルとなることは間違いありません。地域の皆様の訪問を心よりお待ちしております。