ピエモンテ州の訪日
2025-10-07 15:28:45

大阪関西万博2025へ向けたイタリア・ピエモンテ州の文化交流の進展

大阪関西万博2025に向けてのピエモンテ州の取り組み



2025年に大阪で開催予定の関西万博に向けて、イタリアのピエモンテ州は日本との経済・文化交流を積極的に進めています。特に2025年9月29日には、ピエモンテ州政府の経済視察団が神戸大学を訪れ、医療研究と技術革新の分野で先進的な取り組みを展開するバイオメディカル・イノベーションクラスター(KBIC)とMedTech Innovation Center(MIC)を視察しました。この訪問を通じて、両地域におけるバイオテックや医療分野での対話を促進し、さらなる協力関係の構築を目指しています。

トリノ工科大学の日本拠点設立


同日、トリノ工科大学は東京に「PoliTo Japan Hub」を新設しました。これはイタリアの大学として初めての日本学術拠点で、京都から東京に移転されたものです。エレナ・キオリーノ副知事は、新拠点の開設式に出席し、日伊の学術交流の促進に期待を寄せました。この新しい拠点は、イタリア商工会議所のサテライトオフィス内に所在し、その後、駐日イタリア大使館でも祝賀セレモニーが行われ、両国間の関係の強化が図られました。

ガーデン・ビエンナーレ大阪の構想発表


加えて、大阪では国際文化プロジェクト「ガーデン・ビエンナーレ」が提案されました。これはピエモンテ州を開催地候補とし、日本を初回ゲスト国として位置付ける構想です。このプロジェクトは、芸術、自然、景観をテーマにした活動で、ピエモンテ州の「庭園:芸術、美、ウェルビーイング」という会議で初めて発表されました。今後2年ごとに開催を予定しており、展示やワークショップを通じて国際的な協力関係を築くことを目指します。

投資機会の紹介


2025年10月1日には、ピエモンテ州知事のアルベルト・チリオ氏と旅行業協会の副会長酒井淳氏との面談が行われ、ピエモンテ州の観光パッケージを日本市場向けに制作する可能性が話し合われました。また、ANAの幹部との会談では、両国間の直行便再開に伴うプロモーション計画についても議論が行われ、ピエモンテ州の食材を活用した機内メニューの開発にも注目が集まっています。

デロイトとのビジネスミーティング


さらに、ピエモンテの商工会議所は日本企業向けに自動車、航空宇宙、エネルギー分野での投資機会を紹介するイベントも実施。これにより、ピエモンテ州の魅力を広くアピールし、日本企業との新たなビジネスチャンスを創出することを目指しています。

大阪での美食イベント


2025年10月3日には、「ピエモンテ州美食イベント」がW OSAKAで開催され、人気のスパークリングワイン「アルタ・ランガ」が紹介されました。このイベントでは、シェフの宮根正人氏によるピエモンテ料理が振る舞われ、多くの参加者にピエモンテの魅力を伝えることに成功しました。

新たな文化交流のきっかけ


これらの活動を通じて、ピエモンテ州は日本との文化的、経済的な交流を強化しつつ、2031年に向けた長期的なプロジェクトの基盤を築いています。2027年には日本をゲスト国として迎える国際書籍見本市への招待も予定しており、今後の交流の深化に期待が寄せられています。これからもピエモンテ州の活動から目が離せません。


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会社情報

会社名
在日イタリア商工会議所
住所
東京都港区三田4-1-27FBR三田ビル9階
電話番号
03-6809-5802

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