楠木ともり、5周年記念のZeppツアーを成功裏に終え、新作情報も続々と発表

楠木ともり、メジャーデビュー5周年を祝う特別なZeppツアー

2025年8月20日、楠木ともりはメジャーデビュー5周年を記念した映像商品「Tomori Kusunoki ALL VIDEO SONGS 2020-2025」のジャケット写真を公開しました。これはファイナル公演での発表で、ファンの熱い期待を一身に受けての特別な瞬間となりました。

ライブは東京のZepp Hanedaからスタートし、観客は彼女の優しい歌声に引き込まれました。開幕曲「山荷葉」では、彼女とバンドが織りなす演奏で、幻想的な世界観を表現し、観客はその美しいメロディに心を奪われていました。

続いて披露された「presence」や「アカトキ」などの楽曲では、ポジティブなエネルギーが会場を包み込み、観客はクラップに合わせて盛り上がりました。特に、「タルヒ」においては「寒さを知らなければ誰かをあたためられないでしょう」といった印象的な歌詞が耳に残り、彼女の歌声が会場全体を優しく包み込んでいました。

中盤には、彼女のアーティストとしての成長を振り返り、ファンへの感謝を伝えた後、楽曲「StrangeX」や「青天の霹靂」などを続けざまに披露。会場の熱気は最高潮に達し、観客の心をつかみました。自らの内に抱える矛盾を描いた「Forced Shutdown」は、特に印象深いパフォーマンスとなりました。

終盤には、観客との一体感を強める「僕の見る世界、君の見る世界」が披露され、会場はタオルを回す盛況ぶり。エンディングでは観客からの「ともり」コールが巻き起こり、彼女はまたステージに戻り、アンコールとして「alive」をアコースティックで奏で、さらに「バニラ」によってその感情の深みを聴衆に届けました。

フィナーレには、「遣らずの雨」と「熾火」「風前の灯火」をメドレー形式で披露し、力強い歌声が会場を震わせると、クライマックスとして「back to back」を力強く歌い上げ、観客も拳を掲げて応えました。

この特別なライブは、メジャーデビューからの彼女の足跡を感じさせるセットリストで構成され、彼女の音楽家としての軌跡を投影する瞬間となりました。体験した全ての楽曲への熱い想いを込めた演出は、観客にとって忘れられない思い出となったことでしょう。

そして、ライブ終了後には数多くの新情報が発表されました。映像商品「Tomori Kusunoki ALL VIDEO SONGS 2020-2025」は、歴代のミュージックビデオが収録されるほか、5周年を祝う特典として全9曲のMusic Videoや、20曲のLyric Videoが収められます。特に完全生産限定盤には、2024年7月の「TOMORI KUSUNOKI SUMMER LIVE 2024 -ツキノミチカケ-」のダイジェスト映像も収められるとあって、ファンにとっては見逃せない内容となっています。

また、ファンからの人気を集めた「僕の見る世界、君の見る世界」のMusic Videoは、8月1日22時にYouTubeでプレミア公開されます。デビュー以来この曲は多くのファンに愛されており、その新映像に期待が高まります。

加えて、彼女の2ndアルバム「LANDERBLUE」が2025年11月に発売されることも発表されました。さらに、2025年12月22日には東京・EX THEATER ROPPONGIで「TOMORI KUSUNOKI BIRTHDAY LIVE 2025」が開催されることも決定し、特にこのバースデーライブはファンにとっても特別なイベントとなることでしょう。

メジャーデビュー5周年の節目を迎え、更なる飛躍を遂げる楠木ともり。彼女の今後の活動にも目が離せません。

（写真提供：髙田梓）