防災コンテスト受賞発表
2015-02-09 09:00:02
第5回防災コンテスト受賞団体発表&表彰式・シンポジウム開催
第5回防災コンテスト:熱き防災への取り組みが仙台に集結
2015年3月14日、仙台市で「第5回防災コンテスト」の表彰式とシンポジウムが開催されました。全国各地から集まった創意工夫あふれる防災への取り組みが紹介され、活気あふれるイベントとなりました。
白熱の審査を勝ち抜いた防災マップの数々
「e防災マップ」部門では、地域住民の安全を守るための様々な防災マップが応募されました。その中でも、愛媛県新居浜市金栄校区の『金栄校区地震・浸水避難経路防災マップ』が最優秀賞に選ばれました。このマップは、地域住民が一体となって作成したもので、地震や浸水時の避難経路が分かりやすく示されている点が評価されました。
優秀賞には、愛知県名古屋市星崎学区の『星崎学区防災マップ』、大阪府豊中市の大阪大学現代社会学が作成した『“気仙沼”震災伝承マップ』、愛知県岡崎市常磐東小学校6年生による『子供たちと住民が一緒に考えた、常磐東学区の防災』、三重県南伊勢町の『「古和浦親子防災の会」防災マップ』、山口県防府市の『観光・防災幸せますMAP(防府駅から天満宮編)』、大阪府豊中市の大阪大学人間科学研究科社会環境学講座による『豊中国際救援マップ(Toyonaka Disaster Prevention Map)』、愛知県豊田市の『ゆり起そう区民全員の防災・減災に対する心』、静岡県浜松市の『浜松市役所周辺地区の防災マップ』など、多様な地域からの力作が選出されました。
奨励賞には、新潟県長岡市のNPO法人キズナの森による『水害から10年目の恐怖』のマップ化、福岡県福岡市の福岡工業大学社会環境学部森山ゼミ防災グループによる『原上地区における街歩き土砂災害マップ』が選ばれました。
防災ラジオドラマ:想像力を掻き立てる作品が続々
「防災ラジオドラマ」部門では、脚本と音声の両部門で優れた作品が表彰されました。脚本部門の最優秀賞は、愛知県豊橋市の豊橋市障害者福祉会館-さくらピア-による『障がい者が避難所にきたら』が受賞しました。この作品は、避難所における障がい者の課題を丁寧に描き、多くの共感を呼びました。
優秀賞には、新潟県長岡市の『避難どきと避難ルート』、埼玉県久喜市の『地域と公民館の防災訓練』が選ばれました。奨励賞には、山口県防府市の水の自遊人しんすいせんたいアカザ隊による『地図に載せる気持ち』が選ばれました。
音声部門では、静岡県富士市の防災パートナーの会による『富士山のふもとで暮らすということ』が優秀賞を受賞。その他、愛知産業大学三河高等学校放送部、崇城大学SCB放送局、保坂先生と愉快な仲間達、江戸川女子中学校放送部、富山県立南砺福野高等学校放送局の作品が優秀賞に輝きました。奨励賞には、千葉県流山市の江戸川大学隈本ゼミ津波グループによる『伝えられていない教訓』が選ばれました。
防災への意識向上を促進するシンポジウム
表彰式に続き、午後は防災に関するシンポジウムが開催されました。防災活動の経験者や専門家による講演やパネルディスカッションが行われ、参加者たちは熱心に耳を傾けていました。防災への意識向上を促すための貴重な機会となりました。
このコンテストは、防災への意識を高め、地域社会の防災力を向上させる上で大きな役割を果たしています。今後も、様々な取り組みを通じて、防災意識の醸成に貢献していくことが期待されます。
会社情報
- 会社名
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独立行政法人 防災科学技術研究所
- 住所
- 茨城県つくば市天王台3の1
- 電話番号
-
029-851-1611