電通、関西オフィス移転を契機に環境配慮型製品を開発
株式会社電通グループは、2026年7月に大阪に移転する関西オフィス「グラングリーン大阪」に関連し、廃材を使用した3つの製品を開発しました。これにより、資源循環を身近に体感する機会を社内外に提供することを目指しています。新たに生まれた製品は、名刺用凸面点字器「ten・ten」、再生紙レジャーシート、そしてシードペーパーオーナメントの3種類。
開発した製品の概要
1.
名刺用凸面点字器「ten・ten」
使用しなくなった防災ヘルメット1000個とクリアファイルから作成され、点字を名刺に記入する体験ができる商品です。この取り組みを通じて、点字によるコミュニケーションの普及と、DEI(多様性・公平性・包括性)への理解を深める狙いがあります。
2.
再生紙レジャーシート
古紙や古本を300 kg使用して製造されたこれらのレジャーシートは、交流の場で人々が集まるために設計されています。
3.
シードペーパーオーナメント
こちらは、古紙3kgを基に花の種を含んだ紙製品です。使った後は土に埋めることで、発芽するという面白い仕組みを持っています。こうして、廃材が新たな形で循環する過程を身近で感じられます。
環境施策の強化
近年、企業には廃棄物の削減だけでなく、資源の再利用が求められています。電通グループは「環境」を重要な経営課題として定め、社会に対する持続可能な変革を進めることを目指しています。グラングリーン大阪は、再生可能エネルギーを使用し、都市ガスの二酸化炭素排出量を実質ゼロにするなど、環境に配慮した構造を有します。
さらに、この取り組みでは、産業廃棄物の役割を見直し、その使用過程や再利用方法を教育することが重要です。社内外での製品利用や講習会を通じて、資源循環の理解と体験機会を増やし、環境問題への関心を高める試みが行われます。
今後の展望
製品は社員とその家族、さらには社外の方々とも共有される予定です。2026年12月には、名刺用凸面点字器「ten・ten」を用いた点字講習会が開催される見込みであり、グラングリーン大阪での企業との交流も計画されています。このように、電通グループは関西オフィスにおける資源循環の取り組みを引き続き実施し、新たな価値を持つ製品に生まれ変わらせる活動を広げていく予定です。
以上の取り組みが、地域における資源循環の重要性を再認識させ、広げていくきっかけとなるでしょう。電通グループは、今後もこのような施策を継続し、環境に配慮した社会の実現に向け努力していく姿勢を示しています。