親子で学ぶサステナブル・シーフードイベントの模様
10月12日、名古屋港水族館で「サステナブル・シーフード」に関する教育イベントが開催されました。このイベントは、持続可能な水産業を促進するために、親子で楽しみながら学べる機会が設けられました。主催は、非営利団体のMSC(海洋管理協議会)ジャパン及びASC(水産養殖管理協議会)ジャパンで、10月31日まで続く「サステナブル・シーフード・ウィーク2024」の一環です。
子どもたちの積極的な参加
イベントの冒頭では、「お魚が好きな人は?」という問いかけに対し、参加した小学生全員が元気よく手を挙げました。続いて、魚を選ぶ基準について尋ねると、「おいしそうだから」や「値段が安いから」といった意見が並ぶ中、「ラベルがかわいいから」といったユニークな回答もありました。特に印象的だったのは、漁獲量の減少が問題とされる魚についてのクイズで、子どもたち全員が「サンマ」と正解する姿でした。
さらに、「日本で一番養殖されている魚はブリとマダイのどちらか」というクイズもあり、事前に配布された資料を参考にしながら楽しく学びました。
サステナブル・シーフードの理解
イベントが進むにつれ、子どもたちは魚の獲りすぎや海洋環境の問題についての理解を深めていきました。MSCやASCラベルを選ぶことの重要性についても学ぶと同時に、参加者からは「世界にはどれくらい漁師さんがいるのか?」や「どのように審査されるのか?」といった興味深い質問が寄せられました。最後には、「ラベルについて知らなくて、勉強になった」との感想も多く聞かれました。
水族館内の見学体験
イベントの後は水族館内の自由見学があり、参加者たちはサステナブル・シーフードをテーマにしたメニューを楽しむことができました。また、MSC認証を受けた魚種であるスケトウダラやマイワシも展示されており、親子での楽しい時間を過ごしました。
プレゼントキャンペーンの紹介
「サステナブル・シーフード・ウィーク2024」では、MSCジャパンとASCジャパンがそれぞれ素敵なプレゼントが当たるキャンペーンを実施しています。多くの参加を期待しています。詳細はそれぞれのキャンペーン特設ページで確認できます。
このイベントは、次世代に持続可能な水産資源を引き継ぐための若い世代の教育に寄与しています。今後もMSCやASCの取り組みに注目が集まることでしょう。