新たな観光団体設立
2022-07-19 12:00:06

新団体設立、「観光産業を構成する中小及び個人事業主連合会」の誕生背景とその意義

日本の観光産業に新たな風が吹き込まれました。新しく設立された「観光産業を構成する中小及び個人事業主連合会(TIFS)」は、コロナ禍における観光業界の過酷な現実と、それに対する熱い思いから誕生した団体です。コロナウイルスの感染拡大から2年半が経過した今、観光業に従事する多くの中小企業や個人事業主は、厳しい環境に直面し続けています。その中で、この団体が設立された背景には、観光立国を志向する日本において、特に中小規模の事業者がどのように位置づけられるのかが明確でなかったという反省があります。

TIFSは、広義の観光産業に属する事業者、すなわち旅行会社やDMO、宿泊事業者、観光ガイドなどが集まる団体です。設立の目的は非常に明確で、政官界に中小企業や個人事業主の存在を認識してもらい、業界の政策にその声を反映させるためのロビー活動を行います。さらに、団体としての力を生かし、単独では実現が難しい福利厚生や教育機会の提供を目指しています。このような取り組みは、意義深く、今後の業界の進展に寄与することでしょう。

新団体の暫定代表を務める岡田直樹氏は、「観光産業の未来をより良くするためには、我々自身の力で取り組む必要がある」と語ります。また、展望としては、各種保証制度や新たな認証制度の導入を検討しており、名実ともに観光業界において必要不可欠な団体の実現を目指しています。

団体の活動は、単に会員間の情報共有にとどまらず、協業や共創による商機の拡大も視野に入れています。このような取り組みは、観光業界の復興のみならず、さらなる成長を促進することでしょう。

設立初期は、法人形態は任意団体ですが、今後は社団法人化を予定しており、より活動の幅を広げていく見込みです。観光産業の多様性を刺激し、より多くの人が参画できる環境を整えていくことが新団体の目指すところです。

会員資格についても明確に定義されており、観光業に関連する事業者やフリーランスは正会員として参加可能です。これにより、小規模事業者は一層強固なネットワークを築くことができます。また、賛助会員制度も設置されており、大企業もネットワークに参加できる仕組みが整っています。

この団体の設置は、観光業界に従事するすべての人々にとって大きな意義を持っています。中小企業や個人事業主の声がしっかりと届くことで、業界全体が求める変革が進んでいくことが期待されます。観光産業の明るい未来に向けて、この新たな連合会がどのように機能していくのか、今後の動向が注目されます。

会社情報

会社名
観光産業を構成する中小及び個人事業主連合会
住所
千葉県千葉市美浜区中瀬1-3㈱ビュート内
電話番号

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