HabittoがシリーズAで18億円の資金調達を実現しフィンテックの未来を切り拓く

Habittoが18億円の資金調達を実施

日本のフィンテック企業、Habittoは最近、QED Investors、DG Daiwa Ventures（DGDV）、Scrum Venturesから資金調達を行い、シリーズAで18億円を獲得しました。この融資は、若い世代の経済的不安を解消し、無料の金融アドバイスを提供するというHabittoの使命を加速させるために活用されます。

資金調達の背景

QED Investorsは、ブラジルのNubankや米国のKlarnaなど、世界中のB2C企業に対する投資を行ってきた著名なベンチャーキャピタルであり、今回は日本市場に初めて投資を行いました。この資金調達には、既存のシェアホルダーからの再出資も含まれており、Habittoの成長に向けた準備が整いつつあります。また、この資金はユーザーベースの拡大やデジタルバンキングプラットフォームの強化に充てられる予定です。

活用される資金の用途

調達した資金は、以下の目的で使用される予定です：

- 若い世代の顧客ニーズに応じた金融ツールやサービスの開発
- デジタルバンキングプラットフォームの強化
- ユーザーベースの拡大

共同創業者でCEOのサマンサ・ギオッティは、今回の達成を受けて、「資金調達環境は厳しいが、豊富な経験を持つQED Investorsや、地域市場に詳しいDGDVの支援を受けられて幸運です」と述べています。さらに、彼女は日本市場に関する興味が高まっていることを強調し、Habittoが特に若い世代に対して金融の問題を解決する提供者になりたいと語りました。

ユーザーベースの急成長

Habittoは、デジタルアドバイザーを通じて個別のファイナンシャルプランニングを提供しており、ユーザーベースはすでに42,000人を超えています。これにより、多くの人々が効果的なマネーストラテジーを構築できるよう手助けしています。サマンサ・ギオッティは、「多くの人々が将来に対して抱く経済的不安に取り組み続けます」と述べており、ユーザーのニーズに応じたサービス提供を続ける意向を示しています。

活動の広がり

Habittoは2021年9月にも資金調達を行っており、以降も順調に成長を続けています。2023年には計28.8億円を調達しており、これをもとにさらなる成長の手続きが進むでしょう。また、QED Investorsのアジア統括責任者であるサンディープ・パティル氏は、「日本のフィンテック市場はイノベーションの準備が整っており、Habittoチームの確固たる取り組みが大きな可能性を示しています」と述べています。

まとめ

Habittoが実施した系列Aの18億円資金調達は、単なる資金獲得に留まらず、若い世代に向けた強力な金融アドバイザーとしての地位を強化するための大きな一歩です。この新たな資金によって、フィンテック市場での変革を進め、特に若者へのアクセスを広げていくと同時に、将来の成長の基盤を築いていくことが期待されています。

Habittoの今後の展開と成長がどのように進んでいくのか、今後も注目していきましょう。